見出し画像

【株式市場・機関投資家】 金の流れを追えば「買うべき株式」も視える Part.3

■ 悟るNote ■

賢さの段階

『金の流れを追えば "金融構造の真実の側面" が見える、そして "買うべき株式" も視えてくる』


━━━━━
■ 概要 ()は筆者の補足
━━━━━
金の流れを追えば「買うべき株式」も視える Part.1
金の流れを追えば「買うべき株式」も視える Part.2

画像2

さて、次のトピックは、質問から始めるべきだと思います。

私(参照動画の作成者ティム氏)のような動画編集の経験がほとんどない、古いノートパソコンを使っている適当な人間でも、20分もあれば、たった2つの企業が、世界のすべての産業を完全に独占していることを、客観的に描き出すことができます。

画像3

だから当然の質問として、以下があります。

『なぜこのようなことを、メディアで聞かなかったのか?』

 
私たちは毎日、数えきれないほどのレポート、ドキュメンタリー、TV番組を選ぶことができますが、その中でこのことについて触れているものは(メインストリーム・メディアの中では)1つもありません。

それほど興味がないのだろうか。
それとも、何か別の問題があるのだろうか?

 
その答えは、またしてもWikipediaから得られました。

(まずその答えを得る為の知識として)
国際的なメディアの約90%は、9つのメディア・コングロマリットによって所有されています。
  

■ 知らない人へ補足
コングロマリットとは「業種の異なる企業同士の合併や買収によって発達した巨大企業」のことを指す。基本的には他業種にまたがる企業体でなければコングロマリットとは呼ばないが、同業種で構成されたグループ企業体が超巨大である場合、近年はそれもコングロマリットと呼ばれている。

これらのメディア・コングロマリットが所有する企業はあまりにも多いので、誰もが知っている最も重要なブランドだけを紹介します。

バイアコムCBSは、特にCBSの全チャンネルを運営する親会社です。
パラマウント(パラマウント・ピクチャーズ・コーポレーション、親会社はパラマウント・グローバル、前身がCBS)は、世界で最も有名な映画やシリーズを提供しています。

PARA企業情報
PARAティッカー

MTV、コメディ・セントラル、ニコロデオン、イギリスの人気チャンネル5、そしてオーストラリアの人気チャンネル10があります。

この「バイアコムCBSの最大の株主」は、誰だと思いますか?

画像4

■ ザ・バンガード・グループ(←また同じ)
■ ブラックロック(←また同じ)
■ ステート・ストリート(←また同じ)

他の大手コングロマリットを見る前に忘れてはならないのが、極めて強力なストリーミングの独占企業です。

NetflixとAmazonPrimeは、どちらも同じ株主に属しています。

画像5

【NETFLIX】
■ ザ・バンガード・グループ(←同じ)
■ キャピタル・リサーチ・グローバル・インベスターズ
■ ブラックロック(←同じ)

画像6

【Amazon Prime】
■ ザ・バンガード・グループ(←笑)
■ ブラックロック(←笑)
■ ティーロウ・プライス・アソシエイツ
■ ステート・ストリート(←笑)

【補足FAANGとは
F:フェイスブック(現メタ)
A:アマゾン
A:アップル
N:ネットフリックス
G:グーグル(アルファベット)

それから「AT&T」は、ワーナーブラザーズ、HBO、ディスカバリーチャンネル、CNN、Cartoon Network、TNT、DCの親会社であり、他の多くのよく知られたブランドです。

ATT企業情報(1)
ATTティッカー

「AT&Tの最大の株主」は、誰だと思いますか?

画像7

【AT & T】
■ ザ・バンガード・グループ(←笑)
■ ブラックロック(←笑)
■ ステート・ストリート(←笑)

3つ目は、強力な力を持つニューズ・コーポレーションです。

NWS企業情報
NWSティッカー

この会社は、アメリカ、イギリス、オーストラリアで最も有名な全国紙、地方紙、雑誌、テレビチャンネルの多くを所有しています。
ニューズ・コーポレーションの株式は、アメリカの大富豪ルパート・マードックと、他の国でもおなじみの機関投資家が所有しています。

画像8

【News Corp】
■ ザ・バンガード・グループ(←笑)
■ ティーロウ・プライス・アソシエイツ
■ ブラックロック(←笑)

ニューズ・コーポレーションの姉妹会社にはフォックス・コーポレーションがあり、こちら(FOX)も地球上で最も強力なメディア・コングロマリットの一つです。
(FOXは)ニューズ・コーポレーションと同様に、マードック家と一般の(つまり良く見る)投資家が所有しています。

画像9

【FOX株主】
■ ザ・バンガード・グループ(←よく見るな笑)

ドッジ & コックス
■ ブラックロック(←出没しすぎだろ、もはや「一般的」と言える笑)

そしてウォルト・ディズニー・カンパニーは、多くの子会社を持つ、想像を絶する規模のコングロマリットです。

画像10

ピクサー、マーベル、20世紀、ルーカスフィルム、ABC、ナショナル・ジオグラフィック、Huliなど。

■ 説明不用の「ティッカー:DIS」

DIS企業情報
DISティッカー

彼ら(ディズニー)の最大の株主は誰なのか?

画像11

『よく見る3社である!』
 

もう一つの強力なメディア・コングロマリットが「コムキャスト」です。

これは、NBC、DreamWorks、Universal、Sky Group、Focus features、Xfinityなど、その他多くの主要メディアブランドの親会社です。

画像12

当然のことながら、最大の株主(筆頭株主)は「バンガードとブラックロック」です。

 
したがって、地球上のほぼ全ての国で地元のメディアは、このようなコングロマリットの手中にあり、機関投資家や、超リッチでパワフルなエリートファミリー(いわゆる上位1%の中でも、更に最上位の超富裕層)によって所有されていることを、何時間でも説明することができます。

例えば英国では、デイリー・メール・グループ、リーチ、そして前述のニューズ・コーポレーションが、ほぼ全ての一般的な新聞や雑誌を所有しています。

オランダでは、de Persgroep、Mediahuis、BerteIsmann(ベルテルスマン)がすべてのメディアを所有しています。

画像13

ドイツでは、メディア全体が、ドイツ政府、Prosiebensat.1、Axel Springer、そしてまたしてもベルテルスマンに所有(支配)されていますが、これもかつてない規模のコングロマリットです。

世界最大の書籍出版社である「ペンギン・ランダム・ハウス」の親会社であるだけではなく、BMGミュージックのオーナーであり創業者でもあるベルテルスマンは、67のTVチャンネル、10のストリーミング・プラットフォーム、38のラジオ局を有する子会社RTLを通じて、欧州のメディアの大部分を支配しています。

(ベルテルスマンは、ナチスに公然と協力した超リッチなベルテルスマン・モーン家が所有していますが、ラインハルト・モーンは逆卍に協力したため、アメリカで捕虜として拘束されていました)

RTL以外にも、ベルテルスマンはフランスの主要メディアの大部分を所有しており、ベルルスコーニ元大統領のイタリアの強力なコングロマリットであるメディアセットと共に、イタリアの主要メディアの最も重要な部分を支配しています。

また、スペインの人気TVチャンネルも、すべて所有しています。

画像14

さて、全体像を把握するために、

これらのメディアが日々、我々に伝えているニュースはどこから来ているのか?

 
それを、見てみましょう。

様々なニュース・メディアは、自分達でニュースを作っているわけではなく、ロイター、オランダのANP、フランスのAFPといった通信社から情報や画像を入手しています。

これらの組織は、独立しているとは言い難いです。


ロイターは、カナダの有力者・トンプソン一族が所有(支配・掌握)しています。

画像15

ANPは、オランダの投資家である「Cees Qomen」が所有しており、

画像16

AFPは、フランス政府が大部分を出資しています。

画像17

私たちのメディアや、これらの通信社で働く主なジャーナリストや編集者は、ヨーロピアン・ジャーナリズム・センター等の重要なジャーナリズム組織に所属しています。
 

■ 補足
かの有名なマイクロソフト・ファウンダー(第一代目・創業社長)であるビル・ゲイツ会長も、ジャーナリズム・センターに資金援助している事実。

これが何を意味するか?
・・・分かる人には、分かるであろう。

これらの組織は、ヨーロッパ中のメディア関連プロジェクトに最大の資金を提供している組織の一つです。研修を受けたジャーナリストは、学習教材を作成し、AMPなどでインターンシップを行い、GoogleやFacebookなどの世界最大の企業と密接に連携していきます。

ジャーナリスティックな分析やオピニオンのために、世界の主要メディアは、その分野で最も強力な組織である「プロジェクト・シンジケート」を利用しています。

■ 補足:プロジェクト・シンジケートとは?

プロジェクト・シンジケートは、世界156カ国、506の主要メディアに提供されています。

プロジェクト・シンジケートは、ヨーロピアン・ジャーナリズム・センターのような組織を祝福し、通信社とともに、世界中の様々なメディアを繋ぐ役割を果たしています。

 
ニュースキャスターがテレプロンプターからニュースを読み上げる時、そのテキストは、これらの組織のいずれかからきている可能性が高いのです。

その結果、グローバルメディアの報道は、しばしばシンクロすることになります。

キャスター一同
「しかし私達は、この国を悩ませている無責任で一方的なニュースの傾向を懸念しています」
 

画像18

ソーシャルメディアでは、偏ったニュースや誤ったニュースの共有が、あまりにも一般的になっています。さらに驚くべきことに、一部のメディアは事実関係を確認することなく、同じような偽のストーリーを発表しています。

残念ながら、一部のメディア関係者は、自らのプラットフォームを利用して、個人的な偏見やアジェンダを押し付け、人々が何を考えるかを正確にコントロールしており、これは私達の民主主義にとって非常に危険なことです。
 

2020年9月、ヨーロピアン・ジャーナリズム・センターとフェイスブックは、危機時の報道を行う選ばれた報道機関を支援する基金を設立しました。
 

通信社と一緒に、私たちのニュースを作っている組織はどこなのか見てみましょう。

画像19

プロジェクト・シンジケート(のホームページ)では、ビル & メリンダ・ゲイツ財団、オープン・ソサエティ財団、ヨーロピアン・ジャーナリズム・センターが紹介されています。

そして、ヨーロピアン・ジャーナリズム・センターそのもの(のホームページ)でも、ゲイツ財団とオープン・ソサエティ財団が登場し、フェイスブックやグーグル、オランダの教育・文化・科学省、オランダ外務省からも多額の寄付を受けていることが分かります。

私たちの情報の流れの中心となっている組織(つまり各国のTVを代表とするメイン・ストリーム・メディア)は、メディア全体を支配している同じエリートの非営利組織から資金を得ています。
私たちの税金の一部は、これらの組織にも使われているのです。

■ 補足
『ココで重要なのは "ふーん、そうなんだ" ではなく、メディアに金が流れているという事はつまり、その金を出している側に都合の悪い情報を、果たしてメディアは "公正に流すのか?" という点を、自身の頭で考える事である』

 
ナポレオン・ボナパルト
「敵対する4つのニュースペーパーは、1000本の銃と剣よりも恐れるべきものだ」

画像20

ここまで私は、できるだけ話を短くしましたし(騒動の)全体像を示すために必要と思われる例だけを使用しました。

これは多くの歴史的な出来事に対する見方を変えることができる包括的なテーマですが、私の目的は、私たちが現在直面している危険についてお知らせすることです。過去を掘り下げるには十分な時間がかかることから、今は現在の出来事について話しましょう。

 
━━━━━
■ まとめ
━━━━━
率直に(Part.2から続く内容の順に言うと)ポイントは以下だ。

【11】
主要なメディア、及び、グローバル・メディアでは、メディアと非営利組織(メディアや製薬企業に資金提供している「財団」など)の金の繋がり(利権が絡む繋がり)を示す報道は無い、あるいは、ほとんどない。

実際、あなたも「メディアと財団は繋がっている」などという報道・ニュースを、特にTVメディアで見たことは「完全に無い」はずである。

 
【12】
その理由は、国際的なメディアの約90%は、メディア・コングロマリットによって所有されており、そのコングロマリットの筆頭株主が機関投資家だからであり、その機関投資家と財団(超富裕層の一族達)は繋がっており、その財団は、ジャーナリズム・センターや通信社にも出資しているためである。

PARAティッカー
DISティッカー
NWSティッカー
ATTティッカー

『機関投資家や財団がバックにいる強力すぎる株式「メディア・コングロマリットの株式」を買うかどうかは、個の自由である(笑)』

 
【13】
メディアに流す報道そのものを決めている(各国の報道・新聞などを繋ぐ組織でもある)プロジェクト・シンジケートも、ゲイツ財団、オープン・ソサエティ財団などから多額の出資を受けているが、つまり極論、その事実は、各通信社・報道機関・記者達は、出資側(機関投資家や財団、あるいは、超富裕層の一族)にとって都合の悪い情報を「意図的に隠して報道」あるいは「出資側にとって都合の良い様に、内容を改竄して報道」することが可能であることを意味する。

【14】
現実問題、報道機関が我々に伝えているニュースは「それらの(超多額の出資を受けている)通信社」または「プロジェクト・シンジケート」から発信されており、我々は、ソコから発信された原稿を、メディア・コングロマリット(いずれかの報道機関)を通して見聞きしているだけに過ぎない。

・そのニュース原稿が、重要な部分(出資側にとって都合の悪い部分)を実は隠していたら?
・そのニュース原稿が(出資側にとって都合の悪い部分。がある為)改竄されていて、それが堂々と「公式報道」として流れていたら?
・そのニュース原稿に書かれている内容は「本当に」現実に起こった事なのか?

 
更に、その発信者(キャスターや、各記事を公開するライターやジャーナリストなど)自体、財団(機関投資家や超富裕層の一族)から出資されている機関で、社会人としての新人研修を受けている事例が極めて多い。

現実に「報道のタブー」と言われるものがあるが、財団が出資する機関で教育を受けたキャスターや記者、ライターなどが「そのタブーを知っている」としたら?

 
【15】

つまり、我々が主要なメディア、及び、グローバル・メディアにおいて、メディアと非営利組織(メディアや製薬企業に資金提供している「財団」など)の金の繋がり(利権が絡む繋がり)を示す報道を散見することが無いのは「出資側(機関投資家・財団・超富裕層=株主株主、あるいは、各国政府)にとって、その繋がりを世間に認知されることは不都合であるから」である。

■ ナポレオン・ボナパルト ■

画像21

『金の流れを追えば "金融構造の真実の側面" が見える、そして "買うべき株式" も視えてくる』


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?