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いけない事をやったらば②

昨日は叱る事についてお話しました。
今日はこんな言葉を紹介したいと思います。


「叱ることは麻薬になる」

この言葉はもともとADHDの子どもたちに向けたものです。
でも、私はこれはそういった子どもたちに限った話ではないと思っているので、皆さんにお話します。


例えばスーパーとかどこでもいいですけど、親が何を言おうと話を聞かない、または転がって泣きわめく子ども。
そんな場面見たことありませんか?

これなんかまさにそうです。
日常的にあまりにもいつもいつも怒られて、怒られると言うことに慣れてしまっている。


その結果、何を話しても言うことをきかなくなってしまう。

そういった状況ができてしまうのです。


こうならないためには、本当に大事な時にだけピシッと叱る。
これに尽きると思います。

これは障害がなくてもでも難しいのですが、ADHDの子どもにそういうことをするとなると、もっともっと難しいのです。

ADHDの子どもは、普通の子と同じような場面で同じような言葉かけや注意をしても全く効果がないのです。

どうしてかと言うと、普通の話であれば気持ちの切り替えをさせてあげることで場面ごとに今何をしなければいけなのか伝えていくのが一般的です。

しかし、ADHDの子どもにおいては心を満たしてあげる、満足させてあげることで次の行動へと移らせていく必要があります。
(まぁこの辺は専門的な話なので聞き流してください。)

つまり、アプローチの仕方が全く違うのです。


本来心を満たしてあげなければ次の行動ができないのに、ひたすらに
「今はそれをやる時間じゃないよ。」と無駄な声をかけているとどうでしょう。

それは必要でない声かけになるため、結果聞き流すことに繋がっていきます。

つまり叱ることの麻薬化です。


障害のない子どもとADHDの子どもによって必要のない叱り方なんでや叱られている状況などは全く変わってきます。

しかしながら共通している事は、必要でない、または適切でない叱り方をしていると麻薬となってしまうと言う話です。

親子間だとついつい1日に何度も叱ってしまいがちですが、参考までにしていただけたらと思います。

追記
どういう時に注意するべきなのか。

①本人が悪いことと分かっていてやっている場合

→これは注意しなくて良いと思います。
なぜなら大人の気を引きたくてやっているからです。
基本的にはなかった事にして普段通りに関わるのが良い場合が多いですね。


①本人が悪いことと分かっていない場合

これは「優しく教えてあげる」
ぐらいの気持ちで伝えればいいと思います。


①,②関係なく、本当に命の危険や他人をケガさせてしまうような恐れのある時には、きつく注意していいと思います。

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