総合商社株のバークシャーハサウェイによる保有について

総合商社株は割安と言われますし、収益規模や配当から考えるとそれは事実だと思います。

一方で、取り扱う業界が幅広く、コングロマリットディスカウントなど、安い理由があります。

とりわけ、薄くなり続ける口銭ビジネスからの撤退や、資源・権益投資からのビジネスの移行、その中でどう競争優位を築いて再現性ある新しいビジネスモデルを作っていくのか、が不明確で市場にもあまり評価されてきていないことが大きいのでは、というのが個人的な所感です。

さて、この度世界一の投資家ウォーレン・バフェット率いるバークシャーが、総合商社株式を購入しました。この背景にあるだろうバフェットの考えに思いを馳せたいと思います。

まずバフェットの過去実績および投資方針を元に考えると

・20%前後の年間利益が期待できる(成長や配当含め)

・「割安」(成長性含め企業価値に対して安全マージンを持つことを前提とする)

・経営者の資質

・新規性の強いIT等よりは従来の業界(但し近年緩和傾向)

・分散投資ではなく個別株への集中投資が信条

・登記ではなく長期投資を目的とする

といった観点をふまえてイエスと判断したものと思います。(なお、発表をみる限りは過去12ヶ月かけて買っていたみたいです。)

割安、という意味では

・従前からの割安さ

はあるものの、年20%のリターンを前提に考えると、四年で倍位にならないといけないので、上記だけでは足りず、ある程度成長する想定を持っているものと思われます。

成長可能性については次回に続く(力尽きた

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