掌編「全力で推したいダジャレ」@毎週ショートショートnote
ダジャレでいつも連想するのは、ラップ。お皿に被せる透明なやつ、のことじゃなくYo!チェケ!のほう。
ダジャレって、呑み屋でおじさんが連発してるのを想像するとちょいダサな感じもするけど、其の実、同音異義語とか母音の一致とかに対してすごく敏感でないと生み出せないでしょ?言葉に対する強い執着が引き起こす奇蹟ともいえる…、いえない?そうか。
まあ、わたしの考えでは「ダジャレ連発おじさん」と「プロのラッパー」は、ほぼ同じ。それぞれ頭の中で起きていることはそんなに変わらないと思うんだよね。作詞家も同じかも。
思うに彼らは、言葉というものに常にアンテナを張ってる。だから「コレとアレで韻踏めるな」とか「同音異義語はアレだな」とかすぐ気づくんだよね。プロのラッパーはメモしたりするっていうし。
あ、次もビールでいい?すみませーん、ビールふたつ!
そんで「長い前髪で前が見えねえ」はヤラレタ~!って思ったね。
あっは!そう!空耳アワーもめっちゃ好き!
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