島のインじぃ言いたい砲台33 〜大房岬砲台 in 東京湾要塞〜 2023.7.16と3.19
大房岬砲台
昭和3年起工・昭和7年竣工(完成)で、前回の富津射場に続いて絶望的な雰囲気の昭和です。もはや興味の範疇外ですが、房総半島に来たついでにとにかく行ってみましょう。(地図は前回32参照)
ワシントン軍縮条約で解体されることになった巡洋戦艦鞍馬の砲塔を再利用し、口径20cmカノン砲2門を2基設置しました。
砲塔を設置した跡は、今は花壇になっています。ここに2門が付いた戦艦の大砲が埋め込んでありました。
この背後に砲側弾薬庫があります。
懐中電灯は必須ですが、遠征でスニーカーで来てるのに足元じゅくじゅくが嫌です😭イノシシの足跡も…できるだけ乾いた場所をそーっと。
右に弾薬庫が2室ありました。コウモリもいます。室内は水が溜まってるので入り口から写真だけ。
もう1ヶ所、砲座は残ってないんですが、砲側弾薬庫が残ってます。立入禁止ですがそーっと入って、中の2室が同じつくりなのは確認しました。不法侵入なので写真はアップしません。
次は探照灯(サーチライトを照らす場所)に行ってみます。
入口を右に曲がります。
通路の左に大きな部屋がありました。
部屋を出ると中庭風?の空間があります。
中庭から探照灯へ向かうトンネルへ入ります。
うんざりするほど長いトンネルで、足音が響き渡ります。何回も背後を振り返り、やっと突き当たりまで来ました。
これまで明治の探照灯をいくつか見てきましたが、開口部が格段に大きいです。(言いたい砲台8・19・23参照)
では、トンネルを戻ります。この圧迫感もなんかイヤですね💧
トンネルを出て、しばらく歩くと掩灯所がありました。普段はここに収納してレールに乗せてサーチライトを運んでたらしいです。
他にも施設があるようですがレンタカーの返却時間が迫ってきたので15時がタイムアップです。房総半島から東京方面の高速道路は鬼のような渋滞になるそうなので、房総半島から東京湾フェリーに乗って横須賀に戻るルートにしました。
黒船よろしく浦賀沖から、右手に前々回の千代ヶ崎砲台を見ながら、久里浜港に上陸。なんだかふりだしに戻った感じです。
城ヶ島砲塔砲台
大房岬が短かったので書き残していた城ヶ島砲塔砲台を。ここは三浦市で三浦半島南端にあります。
大正13年起工・昭和4年竣工で、戦艦安芸の口径25cmカノン砲2門が付いた砲塔2基を設置しました。
大房岬と同じく、砲塔砲座跡は花壇になってました。
50mほど歩くと地下通路の入口があります。迷彩模様がアートですね。まあアート目的じゃないけど、灰色のコンクリート壁よりずっと素敵です。中には砲側弾薬庫があり、砲塔砲座下まで通じているそうです。
岬の先端まで行くと、灯台と観測所を下敷きに展望台が建ってます。
城ヶ島付け根の三崎港はマグロの水揚げで有名です。日曜の朝早く訪れたんですが、朝市に合わせて朝5時から食堂が開いてるそうで、豪華な朝食をいただきました。マグロのカマ焼きが美味しかったです😋どーでもいい情報でした。
東京湾要塞はひとまずこれにて終了といたします。
岬の先端まで歩くと灯台と展望台があり、
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