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広島お好み焼き

やはり夏はお好み焼き。
ジュージュー鉄板で焼きたいです。

といっても、広島の人は家で広島のお好み焼きを焼きません。
自分の近所や馴染みのある店があり、そこで焼いてもらって食べます。

私が小さい頃も、近所のおばあちゃんが一人でやっているお好み焼き屋で焼いてもらって食べていました。

しかし、高校時代に広島から佐賀に引っ越し、大好きな広島お好み焼き屋が手軽に食べれなくなってしまい、また、高校に転校してすぐ、方言もかなりなまっていたのですが、広島からの転校生が珍しかったらしく、皆の興味を一身に受け、文化祭のクラスの出し物がなぜか「広島お好み焼き屋」を出店することになってしまいました。

私も自分で作ったことがなかったし、まず皆が作れるように教えなければいけなかったので、家で見様見真似というか、おばあちゃんの手捌きを思い出しながらお好み焼きの自主練をして、その後、文化祭前、調理室で小サイズのお好み焼きをクラスメートに教え、皆でお好み焼きを焼く練習しました。

文化祭当日、広島お好み焼き屋をオープン、調理室でクラスメート全員が交代でフライパンを並べ小さい広島お好み焼きを焼きました。
規則が厳しい高校で、あまり出し物をするクラスがなく、また他のクラスも食べ物の出店はしなかったのもあり、広島お好み焼き屋は大盛況。学校の生徒や先生ほとんどの方が買って食べてくれたのではないかという話を後から聞きました。

それがきっかけで、家で広島お好み焼きを焼くようになり、東京に住む今でも焼いています。


【広島お好み焼きのポイント

①生地は結構ゆるめで!(市販のお好み焼き粉でも全然、可!)
②とろろ昆布を入れる
③ソフトイカ天を入れる (なければ駄菓子屋のかたいイカ天でも可)
④もやしは細もやし(ブラックマッペ)を使用!
⑤ひっくり返したら、野菜は蒸し焼き!(ヘラですぐ押さえつけない)

です。

まあ揃えなかったら適当に、まずはやってみてください。
鉄板がなければ勿論ホットプレートやフライパンでも小さめなら出来ます!
(文化祭ではこの方法でやりました)

しかし、広島風お好み焼きはそば入りがと思っている方が非常に多いのですが、広島のお好み焼きではそばやうどんが入ってない肉玉がスタンダードで、それが私は一番おいしいと思っています。安いし。
しかも、東京にある広島お好み焼き屋でそば抜きができない店があってビックリしました。

麺が入ってない肉玉は、キャベツの甘みと細もやしのシャキシャキ感、そして豚バラのカリカリの脂、黄身と焦げた白身がおいしい玉子、そこに甘めのおたふくソース。小麦粉も生地とつなぎで少ししか入ってないのでヘルシー。そば入りしか食べたことない人は是非そばを抜いて食べてみてください。

そば入りも勿論美味しいです。入れる場合は、是非、低加水(が望ましいが)の生麺を茹でてから鉄板で焼き塩こしょうして、香ばしくしてから入れてください。

あと、私は意外とうどんが好きです。
うどんは茹でた袋麺で大丈夫です。まあそれが広島のスタンダードです。
なければ冷凍うどん茹でてください。

ちなみに、広島では、お酒のシメとして、2軒目にお好み焼き屋に行く人が多いと思います。
1軒目で居酒屋に行き、2軒目でお好み焼きを食べる。
または1軒目から入って鉄板焼きをダラダラ食べながら、その後シメでお好み焼きを食べる。

カープ戦がある時はダラダラカープ戦のTV中継を観ながら飲んだり食べたりする人が多いです。
もし広島人じゃない場合、ここは注意が必要で、カープが勝ちそうな時はいいんですが、負けそうな時は店を早く退散したほうがいいかもしれません(笑)。

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