わたしはシロちゃんです

わたしの名前はシロちゃん
わたしがお世話をされているようでしている
飼い主はあなた
あなはわたしにメロメロなんです
わたしがつまらなそうに下を向いてると
「どうしたの?シロちゃんあそぼ」
と声をかけ
わたしが髪の毛をつんつんしても
「あらあらシロちゃんあそびたいのね」
と受け入れ
わたしが窓辺に佇んでいると
「ほんとうに可愛いわねぇ」
と見惚れて
時には絵に描いたりします
わたしは思うのですが
あなたがいつでもどんなときでも
わたしを受け入れて可愛がってくれるのは
あなたがそうされてきたからなんだ
と。
鳥の目をあなどってはいけませんよ
お父さんに愛され
お母さんに愛され
お兄ちゃんに愛され
お姉ちゃんに愛され
ちいさなあなたのおおらかな心は大切に守られ
大きくなったいまもあなたの中に
ど真ん中に鎮座しているんです
真綿に包まれたおおらかな心は
あなたの言葉
あなたの書
あなたの絵
あなたのオーラになって
みんなを愉しませること
シロちゃんにはぜーんぶみえているんですよ
なぜかって
わたしがいっちばん近くで愉しんでいますから
わたしは目が開いている間
あなたを見続けるんです
目を閉じている間も
あなたを感じ続けるんです
それがとっても愉しいんです
だって
あなたもまいにち
いろんなものを感じながら暮らしているんですから

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