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同じ仲間

 自助グループでは、薬物やアルコールを使っていない状態を「クリーン」と呼ぶが、私はこの言葉にずっと違和感を感じていた。大麻を使用すると、他者や自然環境に対する気持ちがクリアになると感じていたからだ。

 私は受け入れがたい出来事が起こると、自己卑下になり、自分を責め続け、自ら心の闇をさらに深めていることに気づかず、大麻を使ったときに感じる感性ばかり大切にしてきた。

 その結果、社会と自分の認知のギャップがさらに深まり、そこから感じる孤独感や虚無感とシンクロすることに心地よさを感じてるようになってしまった。もしかしたら「クリーン」とはキレイな状態のことをいうのではなく、なるべく自己矛盾に陥らないようにすることなのかもしれない。そこに清も濁も区別することはないと感じた。

2015 4/5


絶望の底まで落ちなさい。 大丈夫などと見せかけの強がりはしないこと。 これまで自分を支えてくれていたものに気づくことになるでしょう。 生きていた甲斐がある。                                       

エリザベス・キューブラー=ロス


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