見出し画像

幸福

 心の中に巣くう「闇」を認めたくないため、他者に対して「いい人じゃなければならない」「有益な人間でいなければならない」「必要とされる人でなければ自分には価値がない」とレッテルを貼って常に自分を窮地に立たせていた。元々「人に対して良いことをしたい」という気持ちで行動しても、人に何かをすることで自尊心を満たすのは、ただの承認欲求だったり、エゴでしかない。さらに、その気持ちに少しでも理想を求めると、人をコントロールしたくなるので、相手の意思を尊重する行為ではなくなってしまう。本当に相手を思いやり、尊重したいのなら一歩離れて関わる必要があることに気がついた。

 悲しくも好きな人や距離が近い人になるほど、そうなってしまう傾向がある。今までは結果ばかりを求め、自分にも結果を求めるように行動した人生だった。そして自分に課していた「べき、しなければいけない」という思考を「したい、やりたい」と考え直して、それが本当に自分が望むことなのかをしっかり考えるようにしようと思った。

2015 4/8


過去に何があり、未来に何があるかは些細なことだ。私たちの内部に何があるかに比べれば。

ラルフ・ワルド・エマーソン

私の人生、みなさまの良心で成り立っております。私に「工作費」ではなく、「生活費」をご支援ください🥷