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因陀羅網(インドラ・ネット)

 今まで直線で思考していた時間と空間を「ある未来」に向けて当人の全存在をかけた意志を持つと、それが「立体的行為」となり、運命を受け入れた者は「生きる」ことから「生き抜く」ことに変化します。

 運命は、歩む意志のある者を先導し、意志なき者を力ずくで引き立てます。意志は、あなたがこれから引き受ける役割の自覚と深く関わっています。その人に与えられた役割をふさわしいものにするには、その役割に伴う原理原則の代表者としての当人の「誠実さ」が必要不可欠となります。

 生きていることに確かな経験を与えましょう。運命を受け入れた人は、自分が果たすことになった役割のために個人的な願望を犠牲にし、様々な生活や生命の可能性さえも犠牲にしなければならないのです。

自分の起点を探すには、まず人生の大きな出来事を振り返ってください。10年に一度訪れるか訪れないかの出来事。これは、いい出来事も悪い出来事も含めてです。ぜひ、あなたの変換期の起点を探し、これからの未来に備えて下さい。

霜月やよい


文明法則史学・日本の文明サイクル

 生きることの多くは、悲しみに繋がるのかもしれません。歴史をみれば、自らが目覚めようとする努力を悪夢へ誘う誘惑は続きます。

 物事の終焉から生じる悲しみ苦しみは、この世に生きることの避け難い一部です。物事を肯定的に受け入れることは困難を伴います。

 それなので私は「条件」という色眼鏡をつけて、物事を誤摩化して見ることを選んできました。過去に知られているものや経験している道から離れると、困難と苦悩に直面します。



※ここからは、私が「絶望」に直面した後の心境を日記に残した内容です。私が絶望に至った経緯は↓ご覧いただければと思います🍀


 生命の在処をみつけ、死を「生の対称」としてではなく「生のひとつの表れ」として受け入れられたとき、無条件に「生の肯定」を経験した。人生の困難にどう立ち向かい、どう耐えるのだろう。

 また、どのように考えるのか。苦しみは私を形成するものであり、人生における最大の師であった。

 結果は「現在の状態」であれば、原因は「これからの未来の状態」に過ぎない。人生は自分がしたことの報いそのものだ。自ら率先して傷を作り、自ら苦しみの中に身を投じていった。

 こうして清められるべく、「絶望」という「大洪水」に見舞われた。この大洪水は、この世界で関わり合う経験を通して自分を知る機会を与えてくれた。そして記憶の断片を通して、原初の存在の大いなる力を思い知った。

自然と本性は同じNature
大気と情緒は同じAtmosphere
宇宙は心の余白と同じSpace

 あらゆるものは他のあらゆるものと結びつきながら、自然環境・物理法則によって動かされている。つまり、相互作用から相互依存し、最終的に相互浸透する。

 自分の経験と他者との関係は、こうしてより強固なものとなり、自分の意思決定が決して自分自身だけのものによるものではないことを識った。贈り物が人生に効果を発揮するまで理解できない事がたくさんあった。

 一つの大きなビジョンのために、すべてが動き出し、そのためにすべての要素が必要だったと識ったとき、愛が強ければ強いほど、痛みや悲しみも大きくなった。人生の全ては深い悲しみに満ちている。

 しかし、愛はすべて包み込む可能性がある。本当の自分を知る痛みに耐える苦しみこそ、生の実感そのものかもしれない。

「ごらん、そら、インドラの網を」
私は空を見ました。いまはすっかり青ぞらに変わったその天頂から四方の青白い天末までいちめんはられたインドラのスペトル製の網、その繊維は蜘蛛のより細く、その組織は菌糸より緻密に、透明清澄で黄金でまた青く幾億互に交錯し光って顫(ふる)えて燃えました。

宮沢賢治


あらゆる物事は、我々すべてを結びつけている。血と同じように繋がりあっている。人間は生命を自分で織っているわけではない。人間はそのなかでただ一本の撚り糸であるに過ぎない。人間が織物に対して何をしようと、それは自分自身への働きかけにほかならない。   

ジョーゼフ・キャンベル


言葉とは…話し合うためにあるのだと…理解し合うためにもあるだろうけれども、それが叶わなくとも折り合いをつけていくことはできる…

言葉にすることで、ひとつひとつが…より具体的になり、より明確になり、相手にも伝わり、自分自身の考えも整理されていって、”やるべきこと”が明らかになってくる。言葉とは思考を紡ぐ糸…               

孔徳秋水

私の人生、みなさまの良心で成り立っております。私に「工作費」ではなく、「生活費」をご支援ください🥷