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またコロナが来るかも!と思うと実はワクワクしている自分がいる

これは、あくまで来るべきコロナ渦に向けて、僕自身がどう在るべきか、どんなチャレンジしようか?という意味でありますので、不謹慎!と感じた方はすいません。

コロナは、超大企業であろうと、個人事業であろうと、ほぼ全員平等にその波を受けました。全員が当事者。全員が自分にとっての問題。

条件は皆同じで、資本があるなしに関わらず、アイデアと行動力で、コロナで困っているお客様に喜んでいただく事ができれば、それまでやってきたミーの物語、商品価値をお伝えする事のできるタイミング。つまり、見つけてもらえる、最大のチャンス。「燃えてくる!」が近しいです。

もちろん、業態次第では、手も足もでない方もいらっしゃると思いますし、最も効果的な戦略は、何もしない事、というのも充分理解できます。ただ、それはコロナの収束時期の見通しが立っているのであればの話であります。

僕は6年前の東日本大震災の時、まさに手も足もでなかった音楽家でした。

自分が当事者になった時の事を想定し、農民の道へシフトしました。

「農民は土と、タネさえあれば、食べるものを作ることができる」

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6年間ずっと信じてきた、極論。この極論に基づき、農民は、どんな状況下で、どんな方の、どんな役に立てるんだろう?といつも考えてきました。

そして、ミーの農民として、野菜育てのもうひとつの信念。

業務上の出荷先は高価格帯レストランに食材を生産していますが、どんな時もひとつの哲学があります。それは、

「自然の原理原則に沿って育てられた野菜は、子どもも大人も外国人でも、プロのシェフであっても、誰もが笑顔になり、ひとくち食べれば元気になることが、その美味しさで、わかる。」

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ということです。たとえばレストランが一件もない世界になってしまったとしても、ミーのリーフが本物であれば、必要としている人は必ずいる。そんな野菜はどうしたら育てられるだろうか?

そんな事をいつも考えていた中での、コロナ。それを実際に試される最高の機会であったわけです。

緊急事態宣言下の二ヶ月間において、

「畑は休みません!野菜も捨てません!安売りもしません!これまでと変わらず同じマイクロリーフとエディブルフラワーを、同じクオリティで生産を続け、シェフに筋を通す意味で、レストランの卸価格よりも高い価格で、主婦へ売り先をシフトします!」

と決め、ミーが生き残ることができるかどうかは、ミーがこれまでしてきたことが本物かどうかをかけた挑戦でした。

そして、その中で果たした出会い、体験した感動は、それまでには味わえなかったことでした。

次回は、3月からのコロナ渦において、ミーが実際に行った取り組みを時系列に沿って紹介します。

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