地下深く


感情が潜っていく。

自分の気持ちをどんどん殺して、

抑えて何もなかった様な平気な顔をする。

誰かに聞かれても

手を差し伸べられても

わたしには言えない。

結局、薬に頼って、涙も流さずに

心の地下深くにいる小さなわたしが叫ぶだけ。

それも聞かないふり。

ただ時が過ぎてその感情が消えてなくなるのを待つ。

安定剤は、気分を楽にする役割をしない。

無感情になれる手助けをしてくれる。

そうしてわたしはまた

言葉にできない思いをため込んでいく。