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出産はウィダーインゼリーの味

今回の記事は、陣痛時の食事について。

「陣痛が始まったらまずはがっつりご飯食べてね!」
というヨガの先生の指導のもと、
陣痛がきてすぐに、作っておいたビーフシチューをがっつきました。

前日におしるしが来ていたので、
そろそろくるかな?と思って大量に作っておいたんです!

この頃はまだ、
生理痛みたいなもんやな!
こんなもんなら耐えられそう!

とか余裕ぶっこいて旦那と笑顔で会話できていました。

わたしは5分間隔になってから出産まで30時間かかったのですが、
最初の14時間はまだ弱い陣痛が続いている感じで、
その間は食事もしっかり取れていました。

しかし中々進まない陣痛。
進めるためにスクワットをしたり歩いたり、
腰を回したりしていました。

そして半日が経った頃、急激な痛みが押し寄せます。
今までのなんだった!?
というくらいいたたたたたたたたたたたたーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!

それが夜ご飯を食べた後のことでした。
そこから朝までは地獄の時間。
分娩室での戦いです。

朝になり、病院の朝ごはんが出てきました。
痛みに悶える中、助産師さんに食べて食べてと何度も言われますが、完全無視を決め込みます
こちとらそれどころではありません。

「あのね、これからまだまだかかるから、
今食べないとお産までもたないよ!!」
というお叱りを受け、泣く泣く朝ごはんに目をやると、、、

なんじゃこの不味そうなメシは!!!!

(本当にごめんなさい。)
わたしが食べられなさそうであることをかわいそうに思った夫が、
少しでも食べやすいようにと、温野菜とウインナーを一口大に切り分けてくれてたのです。
すごく愛のある優しい行為ですが、
猛烈な痛みに耐えるわたしにはとーーーーーっても不味そうに見えたのです。

なので食べるのを諦めようとしましたが、
助産師さんがそれを許しません。
しょうがないので、パンをほんとうに、アリが運べるような大きさにちぎって口の中に入れました。

「もう本当に無理です・・・
 ウィダーインゼリー飲んでいいですか

そうなんです。うっかり忘れていましたが、
出産レポートブログを読み漁ったわたしは、
しっかりウィダーインゼリーを持参していました。

ここでまず1本目。
本当に、ウィダーインゼリーのメーカー様ありがとうございます。

そして中々陣痛が進まず戦意を失いつつあるわたしを見かねて、
助産師さんが子宮口チェックついでに、
グリグリグリグリ!!!!!!!
っとしたことにより破水。
そこから一気に状況が進みました。

これは!!!!
ついに正念場だ!!!!!

と悟ったわたしは、ウィダーインゼリーをかきこみます。
2本目。

しかしうまくいきめず中々出てこない。
おそらく破水してから3時間ほど経過した頃、
酸素マスクを付けられました。
赤ちゃんの心音も下がっていたらどうしようと不安になります。

と、ここで助産師さん。
ゼリーまだある!?

夫にウィダーインゼリーが入っている袋を渡してもらうと、
おもむろにゼリーの蓋を開けてわたしの口に突っ込む助産師さん。
「はい、飲んで!!!」

エーーーーーもう飲みたくないよ痛いよおおおおおおおおおおおおおおおおぉというわたしの意思とは無関係に流し込まれるゼリー。
3本目。

と思いきや、もう一本流し込まれるゼリー。
嘘でしょ。
4本目。

口の中、ウィダーインゼリーのグレープ味でいっぱいなんですけど!
水飲ませて水、みず!!!!

と脳内で冷静にツッコミを入れていたのですが、
口から出る言葉は、

はああああああああああぁあいたいいいいいいいいいいいいいいいぃぃいいいいいいいいいいああアァァァああああああ!!!!!!!

なのでもちろん水は飲ませてもらえず、
結局グレープ味のまま我が子と対面しました。

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なので、産後の最初の感想は、
まだ口の中グレープ味なんですけどー!
です。

我が子との対面で感動して泣けるとか、
そんな余裕は全くありませんでした。
(もちろん我が子は可愛いですよ!)

何が言いたいのかというと、
本当にウィダーインゼリーだけは余裕をもって持参してください。
たまに、「沢山用意してたのに一本も飲まなかった☆てへ☆」みたいな出産レポートを拝見することもありますが、
わたしのように4本消費することもあります。

必要になってから買いに行く、では間に合わない可能性もあるので、ご注意を!!!