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ジェネレーションギャップ、ここに極まれり

今日も撮影時のエピソードを。
赤ちゃんが生まれて嬉しいのはママとパパだけではありません。おじいちゃんもおばあちゃんもめちゃ嬉しいのです。
ただ、育児の常識は日々刻々と変化(進化)します。経験者でありママを育てた自負もあるおばあちゃん、色々とアドバイスしたいのはよくよくわかります。
でもね、あなたが育児をしていたのは何十年前でしょうか。
私自身、お白湯を飲ませる、飲ませないで随分ともめました。今はお白湯は与えません。40年前の常識は変わっていることが多いです。そんなときに、助産師さんならば、どうやって声をかけるのでしょうか?

ママと赤ちゃんの心を満たすケア

団地の助産師(小笠原千恵さん)のFBより

おばあちゃんは時に、人生を指南するような名言を残したり、知恵を授けてくれます。そして、時にママを傷つけてしまうことも。

【おばあちゃんの言葉に傷ついてしまうママのケア】

新生児写真の撮影で訪問。お話してると、おっぱいの出具合が気になるようす。さらにお話を聞いてると、ママ自身もおっぱいで育てたいけど、おっぱいで育てろと義母さんから何度も言われていて、プレッシャーもあると。
なんだかこれは、家族にも話せない心の内がありそうだな、と直感しました。
おっぱいマッサージを提案して、写真撮影のあと、マッサージをしました。ママと2人だけで話せるように、別室で。
お話してると、義母さんとの関係がプレッシャーになっているようでした。よかれと思って言われるアドバイス?にママは傷ついているようでした。
・妊娠中の健康管理
・育児の仕方
・第2子について

パパはもちろんママを支えてくれているし、味方になってくれる方でしたが、それでも傷ついてしまうママのケアは、どのようにしていけばいいか考えました。

まず、ママ自身がどうしたいか伺って、それを実践することにしました。
ママはおっぱいもミルクも両方あげたいと思っていたので、おっぱいの分泌を維持しながら、ミルクも上手に使っていけるような方法を相談して決めました。
次に、家族との距離の取り方をパパとともに考えていくことにしました。パパとは、これまでママが傷ついたことや、プレッシャーに感じていたことも共有できていたので、なんでも相談できました。
そして、ママがパパにも相談できないような困った状況が起きたときは、助産師と相談していくことにしました。

母は強し、と言えど、傷つきやすくて繊細な産後の時期には、二重三重のケアのネットで、ママを守ってあげるのが、周りの人にできることかな、と思います。

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