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子供がいる生活といない生活②

35歳。妊活を初めて8ヶ月近くの頃。

6年近く付き合った彼とそろそろ入籍をするという頃、もしかしたら自分は不妊症なのかもしれないと思い始めた。

前回の記事で書いたように、その頃はなんとなく妊活を始め、もちろん妊活を始めた時点でお互い子供がいる生活を望んでいたから自然と避妊をやめたのだけれども、すぐに出来なかったことで子供がいない生活になるかもしれないという可能性がうまれたのである。

そしてそこで、自分が本当に子供がいる生活を望んでいるのか、いない生活でもいいと思っているのかはっきりさせたくなった。

彼と子供について真剣に話し合った事はなく、付き合った当初に少しだけ子供の話をした時

子供はいてもいなくてもどちらでもいいかなと言っていた。

しかし、当初は2人ともワーキングホリデーという制度を使いオーストラリアで暮らしていて、あまり現実味のある生活を送っていなかったので、定住、定職、子供のいる生活が想像しにくかった。

実際、私も年齢的には子供を産めるリミットが迫っているにも関わらず、フラフラ好きな事をして生活していたので、子供を産んで育てるという自分が全く想像出来なかった。

日本に戻って定職にも就き、2人で落ち着いて住める家がある今は当時と状況が違う。

そして彼に問いかけてみた。

どの程度の気持ちで子供が欲しいかどうか。

もしこのまま出来ないとしても結婚の意思は変わらないのか。

彼ははっきりと子供が欲しいと言った。
やはりあの頃とは状況が全く違い気持ちも変化したようだ。

もしも子供が出来なかったとしても、私という存在が自分の人生の中にいる時点で幸せに暮らしていける事は彼の中で確定していることで、だからどっちに転んだとしても幸せでいられることに間違いはないらしい。

ただ、将来的に

あの時あれやっておけばよかったと後悔するようなことは作りたくない。身体的なことは後から後悔しても、もうその時に戻ることはできない。だから今現在精いっぱい自分がやれることは後悔しないようにやっておきたい。

私も35年間やらない後悔よりやって後悔を選んできた。

だから30歳目前になったときに海外に住んでみたいと仕事を辞め日本を出たのである。

そして今までやって後悔したことは一度もない。それは例えうまくいかないことがあったとしても悩みに悩んで自分の意志が向いたことをやったという達成感と経験を手に入れたからだ。

そうして私達は後悔しないよう改めて妊活に取り組むのである。



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