幼稚園で着てた服の思い出残し〜ぬいぐるみサイズにする〜のオーダーの話
わたしが、なぜテディベアを作り始めたのかということから語りたいな思います。
前置きちょい長ですが、よかったらお付き合いください。
10年ほど前、お店がオープンしてから、しばらくは、
あまりにも暇な時期があり、暇すぎて、暇すぎて
有り余る時間潰しのために、前から興味のあったテディベアを作りはじめました。そんな折、オランダのヴィンテージのでっかい食いしん坊のくまちゃんに出会い、
なんだか自分を見てるようでびっくりしました。
それから、でっかいサイズよりちっちゃめな、
モンチッチくらいのサイズが好きなので、そのくらいのサイズで食いしん坊のくまのぬいぐるみを色違いで作ってみたら可愛く出来たので、
一体を同業者の子にプレゼントしました。
そうしたら、その子は、
たまたま、くまちゃん好きだったようで、
くまちゃんたちにぴったりサイズのお洋服を作ってくれて、
お洋服を着たくまちゃんが、ものすごくかわいくなって、本当にびっくり‼︎‼︎
ただのぬいぐるみもかわいいけど、服を着たら、命が入ったみたいに可愛くなって、生きてるみたいに、目が合うとにっこり笑ってくれて、めちゃめちゃ癒されてました。自分で作っておきながら何なんですけど笑
以前の職場の方々には、
基本的には優しいけど仕事では鬼のように怖い人という印象が強かったみたいで、ぬいぐるみ作ってるなんてめちゃくちゃびっくりされました。
わたしも、かれこれ15年くらいはしばらくぬいぐるみの存在を忘れて生きてましたしねぇ。。。
そうこうしてるうちに、
友人にウエディングベアを作ったり、
知り合いからウエディングベアの依頼がきたりして、
テディベアを作って服も着せてるうちに、
ゆくゆくは、テディベアアーティストとしても活動してみようかと思いたちました。
手触りが良くてキュートで、洗えるくまちゃんを作ろうと!
それなのに!
ぬいぐるみ用の布が生産中止となり、ピンク色は廃盤でもう作れず。。涙
あとは確保してる、白、オレンジ、黄色くらいになってしまいました。。。
なので、テディベアでは世界的に有名な、
ドイツのシュタイフの布を使って再チャレンジ。
何体か作って、服も着せて
お店でスペースを勝手に作り、飾りはじめたら、
ボスが、
もっとちゃんとレイアウトしなさいよ〜
と、ゆってくれたので、一気に陣地を広げてみました。
そうしたら、なんと。
持ち込みのぬいぐるみちゃんのお洋服のオーダーも来るようになりました。
ここからやっと本題です笑笑
今回は、
幼稚園の服を思い出としてぬいぐるみサイズにして残したいのですが、持ち込みのぬいぐるみでも大丈夫ですか?
というご依頼でした。
もちろん大丈夫です‼︎
ただ、お時間かかります。。。。
いつでも良いので〜〜
とのことでお預かりした時のお話です。去年の今頃のことです。
こういう時は、うちのコたちの出番です。
テディベアブランドの、
宣伝部長ピンクのくまペコリーナとアシスタントでオレンジのくまのななちゃん。
頑張って作製するそうです笑
服って、実は小さくなればなるほど結構大変なんです。
使う布の量は少ないし、切るとこも縫うとこも少ないから作るの楽でしょ〜的に思われてるかもですが、
手は大人のデカさ
なので、小さいところは扱いにくいんですよ。
あ、くまたちが作ってるんだった笑笑
もとい、柄の出方も考え、綺麗な部分を探します。
めちゃくちゃ可愛くなったと思います!
ぬいぐるみも、サイズの合う服を着ると、断然命が入ります。
幼稚園のお洋服も、かなり再現度が高く仕上げられたかなぁと。
ボタン以外はほぼ忠実に縮小コピーできたかと自負しております笑
こんなふうに、思い出の服を小さいサイズにして残しておくと、さらに愛着が湧くのではないでしょうか。
仕上がりをお渡ししたら、めちゃくちゃ喜んでくださって、
数ヶ月後、
おねーちゃんの分をご依頼にまたいらっしゃいました。
ちょっとまだ出来てないので、仕上がったらまたお披露目しようかと思います。
そのほかに、10着ほどご依頼いただいてます。
それは、わたしのテディベアに着せて欲しいとのことで、
くまちゃんの色も選んでもらってるのにまだ出来ない。。。
というのも、コロナでシュタイフ社からの供給がかなり緩やかになってしまって、布の在庫切れが続いていたのもあるのですが、
全然ゆっくりで、楽しんで作ってもらえたら。。とお時間はたっぷりいただいてはいるので安心ではあります。
息をとめてとりあえず語り尽くしました笑
お付き合いありがとうございます。
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