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スーパーチャイニーズ【低価格ナムコの特権】
ナムコ 1986年6月20日発売
原作は1984年に日本ゲーム(現カルチャーブレーン)から発表されたAC版「チャイニーズヒーロー」となっています。ファミコン版はマイクロアカデミー制作。
ファミコン版はかなりアレンジされた内容となっており、ゲーム性も相違したものとなっています。
AC版はジャンプ(キック)に回数制限があり敵を倒す事で補充されるシステムでした。基本はパンチで敵を倒し、ジャンプは特定の敵への攻撃と緊急回避としての役割を担っています。これはこれで敵との位置取りが重要になるシステムとして上手く機能しており、楽しいゲーム内容となっています。
かたやファミコン版はジャンプが無制限になった事で、パンチの役割はほぼ失くなっています。常にジャンプで戦うアクロバチックなゲーム内容に変更された訳です。どちらが優れていると云うものではないのですが、ファミコン向けの良いアレンジだと思います。
その他にもブロックを叩くと様々なアイテムが出現したり、ボーナス面があったりと「スーパーマリオ」を意識させるゲーム内容となりました。火の玉を撃つ際の効果音までそっくりです。
ゲームシステムは全体として曖昧になってしまった嫌いもあるものの、ゲーム性が高くなり万人にも楽しめる作品になったと云えるでしょう。
ナムコ側が任天堂に支払うロイヤリティ特権を利用した、¥3900と云う低価格も魅力でした。二人同時プレイも可能ですし現在に遊んでもなかなか楽しめますよ。
2011.03.22
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