佐藤バブシカ

タレント田中みな実さんの親戚だったりします。血は繋がっていないけどね(^_-)

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マガジン

  • イラストPOPデザイン

    主に仕事で制作したポップ類などを公開します。趣味で作ったくだらない物も。

  • STEAM My Favorite Game

    STEAM及びPCゲームの寸評。ゲーム購入の参考になれば幸いです。

  • ファミコン My Favorite Game

    10年ほど前に書いた記事の抜粋再録です。少し辛口の内容が多いので各ゲームのファンには不快感を与えてしまうかも知れません。その他ハードのレトロゲームも含みます。

  • アーケード My Favorite Game

    2004年以降に書いたアーケードゲーム記事の抜粋です。少し辛口な内容が多いからか当時2ちゃんねる辺りで結構な敵を作ってしまいました。

  • 北山駅

    25年前に書いた初めての恋愛小説?です。 久し振りに読んでみたら稚拙ながらも詰まらなくはなかったので、ここで公開させていただきます。 原稿用紙90枚の小品なので宜しかったら暇潰しにでもお使いください。

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恋愛相談室 2022

 築三十年ほど経たテナントビルの四階。エナメルの緑色が塗られた扉に掛けられた診療所の表札。中へと入れば小綺麗に整頓された待合室。予め決められた順番を革張りのソファで待つ幾人かの患者たち。奥にある衝立を境界として設けられた診察室。そこから出て来た患者は再びソファへと腰掛け会計を待っている。暫くすると二人いる受付女性の片方が待合いに声をかける。 「では次の方どうぞ――」 1 「金言」 OLサトミ(23)の相談  そうしますと今回ご来院なされた理由は片思いの悩みと言う事になりま

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      最近作ったポップ

      • Risk of Rain 2【電子ドラッグで酔いまくれ】

        TPS視点のローグライク・シューターです。前作はシステムがイマイチ理解出来なくて長く遊ばなかったのですが、今作は直感的に分かり易くなっており問題なく遊べています。 本作を一言で表すならば「電子ドラッグ」と言っても良いかと思います。 アイテムを入手して行く事で強化が重なり、他アイテムとのシナジー効果も生じる事で信じられないほど自キャラクターが強くなって行きます。 経過時間で敵が強くなって行くシステムなのですが、順当にプレイして行く事で自キャラクターのインフレ率を上回る事は

        • Defender's Quest: Valley of the Forgotten【単調?いえいえ入門編です】

          ファンタジーRPGの要素を打ち出したカジュアルなタワーディフェンスゲームです。 タワーディフェンスは一度プレイすればルールも明快で達成感をくすぐられ、何度も遊びたいと思わせる癖になるゲーム性を持っています。一時期ブラウザのフリーゲームが流行ったものの最近は随分下火になったかなと感じます。現に私の周りにいる学生たちはそのジャンルすら知らなかったりするくらいです。 タワーディフェンスゲームの内容を簡単に説明すると、地形にキャラ(攻撃タワー)を配置して迫り来る敵を撃退すると言う

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          Keep in Mind: Remastered【一人の夫として】

          システムとしてはカジュアルなアドベンチャー物なのですが、内容は深く現代人の業を扱った問題作と言えます。以下は私なりの物語意訳となります。 私たち人間は各々異なった性格個性を持っています。一人として同様は存在しないはずです。では、そのような千差万別は何処から生じたものなのでしょうか。 貧乏の劣等から卑屈を受けて根暗になる? 金持ちだから余裕があり明快を入手した? だとしたら貧しいけれど明朗な人は存在しない事になります。陰鬱な資産家はフィクションからしか生まれ出ない事になっ

          Keep in Mind: Remastered【一人の夫として】

          北斗の拳【本物のキャラクター作品】

          1986年にセガMk.Ⅲで発売されたアクションゲームです。 当時ROMカートリッジの大容量化が飛躍的に進んだ事により、家庭用ゲームに於ける表現の幅も大きく向上しました。具体的にはグラフィックパターンやステージ数の増加が売りとなり善であった時代だとも云えますね。 ファミコンではマップ100画面分とか登場キャラクター100種類などと云った啖呵が宣伝文句となっていました。セガも大容量のカートリッジを売りにはしていましたが、上のような無為な宣伝はしていなかったように思います。どち

          北斗の拳【本物のキャラクター作品】

          頭脳戦艦ガル【名前だけ有名な駄作】

          デービーソフト 1985年12月14日発売 タイトルだけが一人歩きして有名になっているゲームのひとつですね。内容は何の変哲もない強制縦スクロール・シューティング物なのですが、当時は「ロールプレイングゲーム(RPG)」として宣伝販売されていました。 この頃まだ日本では舶来品である「RPG」が本来どのようなものであるのか定義されていなかったのです。 安直に云えば「アイテムを入手したり敵を倒してパワーアップ」するゲームがRPGであるとされていた節があります。その意味で云えば本

          頭脳戦艦ガル【名前だけ有名な駄作】

          ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境【ゲーム性の高い駄作】

          バンダイ 1986年4月17日発売 当初はクソゲー扱いされていたのですが、ゲーム性が高い事と繰り返し遊びたくなる不思議な魅力を持っています。 大して意味のない全体MAP移動、滑るような変な操作性、理不尽な当たり判定、避け難い敵の攻撃……様々な負があるものの、自機ノーマルショットの速射連射性能、前方に対する無類の強さが全ての負を消しているようにも感じます。敵を倒す部分のゲーム性がずば抜けて高いのです。それだからこそ次のプレイを促されてしまう感があります。加えて変な操作性もゲ

          ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境【ゲーム性の高い駄作】

          ハイドライド・スペシャル【残酷たった2年で時代遅れ】

          東芝EMI 1986年3月18日発売 原作は1984年にT&Eソフトから発売された国産PC版で、PC-8001シリーズから始まりほぼ全ての国産PC及びMSXに移植されています。 日本国内では本作の登場特大ヒットによりRPG元年を迎えたとしても良いでしょう。リアルタイムアクションゲームとRPGがこれほど相性の良いものだとは……と業界に知らしめた記念碑的作品としても重要な存在ですね。 ファミコン版は原作から2年後と云う期間を隔てて発売されています。この間「アクションRPG(

          ハイドライド・スペシャル【残酷たった2年で時代遅れ】

          グラディウス【こじんまりと良移植】

          コナミ 1986年4月25日発売 原作は1985年に発表されたアーケード版となっています。 ビデオゲーム界ひとつの大発明であり不朽の名作であるAC版の登場から、丁度1年後に移植されたのがファミコン版と云う事になります。 AC版は初動から大ヒットした訳ではなく、その斬新すぎたゲーム内容と高難度により徐々に支持されて行った経緯を持ちます。AC版発表より1年後と云うこの時期は「グラディウス」人気がピークを迎えていた頃であり、かなりの期待を以て発売されたのがファミコン版と云う事

          グラディウス【こじんまりと良移植】

          がんばれゴエモン!からくり道中【容量の大きさだけで売れた時代】

          コナミ 1986年7月30日発売 ファミコン初の2メガビットROMを搭載した作品として有名です。本作の登場によりディスクシステムの優位性が大きく揺らいでしまいました。 本作に先立ち同年5月にAC版「Mr.五右衛門 」が発表されていますが、原作と云うよりは世界観とキャラクターを共有した別作品として良いでしょうね。 初のメガ超え大容量ROMが頻りと宣伝されていた本作ですが、ゲーム内容としては単調な凡作の域を出ていません。 コナミ側としては自社発の「スーパーマリオ」を目指し

          がんばれゴエモン!からくり道中【容量の大きさだけで売れた時代】

          バベルの塔【不完全ながら傑作】

          ナムコ 1986年7月18日発売 古今東西アクションパズルゲーム傑作の一つであると思います。 パズル要素が高い作品なのですが、面によってはアクション性もあり、リアルタイムでパズルを攻略しなければ解けない箇所も存在します。難易度は低くないものの全体として非常にバランスが整えられています。 自機インディがブロックを持ち上げたり下ろす部分にも、絵的なゲーム性が隠されています。ここは他に類を見ない例なので研究に値するかも知れません。特にブロックを持って移動するだけでも小さなゲー

          バベルの塔【不完全ながら傑作】

          高橋名人の冒険島【昭和のワンダーボーイ】

          ハドソン 1986年9月12日発売 原作は同年にセガから発表されたAC版「ワンダーボーイ」(開発は現ウエストン)となっています。 スーパーマリオのフォロワーとして最も丁寧に作られており、且つバランスが良く整えられた作品と云えるでしょう。 ファミコンへの移植版となる本作も隠しキャラ隠しフィーチャーの追加要素があるものの、ゲームの基本部分はきちんと作られていて好感を与えてくれます。 原作の弱点であったキャラクター性の低さは「高橋名人」を起用する事で克服。売上本数105万本

          高橋名人の冒険島【昭和のワンダーボーイ】

          闘いの挽歌【テキトーでも上々移植】

          カプコン 1986年12月24日発売 原作は同年に発表されたAC版となっています。 忠実な移植を目指したと云うよりは、ファミコン向けにマイナーアレンジを加えた作品となっています。 これまであった同社の移植作品とは違っていて、純粋にゲーム部分を再現しようとしている節が見受けられます。 今迄がグラフィックス7、サウンド2、ゲーム性1……と云う案配だとすると、本作はゲーム性6、グラフィックス4、サウンド2……ほどに変化していると云えるでしょう。 これにより「魔界村」などと

          闘いの挽歌【テキトーでも上々移植】

          グラディウス【ビデオゲーム新世紀の旗手】

          1985年にコナミから発売されたビデオゲームです。 この作品もゲームの歴史を語る際に外す事の出来ない名作です。 私が初めてグラディウスを見た時の感想は、何がなんだか分からないゲームだと云うものでした。 先ずボタンが3個もある事に戸惑いました。当時のゲームは多くても2個、大概は1個で全てを賄っていたのです。米国のアタリゲームには無闇にボタン数が多いものもありましたが、海外製品なので例外として受け取っていました。 ボタンの配置は左からショット、ミサイル、パワーアップとなっ

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          カプコン ベルトアクション コレクション【良い意味でどんぐりの背比べ】

          こちらはカプコンのベルトスクロールアクションのコレクターズアイテムです。 収録作品は7本で名作ファイナルファイト以下小粒ながらキラリと光る佳作群が並んでいます。 ゲーム難易度や残機、キーコンフィグ、グラフィックス設定など必要なものは全て取り揃えてあります。当然設定資料集も充実。ネットを介した協力プレイも大きな売りとなっています。 しかしSNK 40th ANNIVERSARY COLLECTIONに比べてしまうと物足りなく感じてしまいます。以前であればこれで十分と言う素

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