白Tインビジブル制作裏話 第3話
こんにちは。
”乳首が透けない白Tインビジブル”の運営・ディレクションをしている、ばびです。
今回このプロジェクトが発足したきっかけ〜製作過程、プロジェクトに対する想いなどを全5話にしてお送りしております。
第3話『プロジェクトに対する想い』
2020年12月後半、マルコさんがついに日本へ帰国しました。
コロナウイルスの影響で帰国後2週間待機期間があり、すぐにはお会いできませんでした。待機期間明けたら早速動き出すために、年明けにマサトキさんとマルコさんと三人のミーティングをセッティングしました。
年が明けた2021年1月、ようやく三人で会うことができ、マルコさんの要望を直接伺い具体的にどういう手順であれば進められるのか、プロのマサトキさんのご意見を聞きながら詳細を詰めていきます。
(画像:ペルソナとして生まれた架空の人物たくみ)
2021年2月、素材見本の中から
・透けにくい
・肌触りがいい
・機能性
・金額
などの条件でもっとも理想に近く、実際着る方に喜んでいただけるような素材を選び抜きました。
そして三頭筋がもっとも美しく見えるラインに袖丈を合わせ、光沢のある上質綿と接触冷感・吸水速乾など機能性が高く、肌馴染みのいいオフホワイトの裏地と二重構造にすることで、乳首が透けにくく着心地の良い状態を目指しました。
金額設定や納期などから逆算して判断して行くのは、想像以上に難しさを感じました。
最小ロット数と中代のバランス、サンプル代、配送方法、梱包方法、ネームをつけるか、品質表示はどうするのか、販売方法、コンテンツ作り等、予算内でどこまで感動を与えられる製品を作ることができるのか。
私たちの答えは、『良い製品を作り、沢山の方に届ける』ということでした。
利益度外視で始めたプロジェクトなので、とにかくシンプルに良い製品に拘りました。もともとのコンセプトに”筋肉こそがブランド”というこだわりがあったため、ブランドネームは無し。梱包が美しいと配送された時に感動も大きいですが、そこにお金を払っていただくより製品の質に全振りしたいという思いから、梱包もシンプルにしようと話し合いの上決定しました。
(画像:初期の頃の企画書抜粋)
ぶっちゃけた話、今回行うクラウドファンディングの目標金額800,000円を達成できても利益はほぼ無いと言っても過言では無いです。
10,000枚位作れば多少単価が下がってくるので話は別なんですが、着てくれる方がそんなにいるのか不明瞭な中在庫を抱えるのはリスクでしかありません。(というか10,000枚も発注できる位の与信も予算も保管場所もない笑)
なので原価が高くなって利益が出ない事は承知の上で決断していきました。
それでも良いから、今回のようなニッチな服のお悩みを解決し、少しでもお洋服を楽しめる方が増えてくれたら良いなという想いで臨んでいます。
次回は製品の詳細や、自信を持ってオススメできるこだわりなどをお伝えしていきます。
第4話へ続く
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