幼馴染Rくん

7月26日 日曜日

この日はもともと高校生の時のお友達と遊ぶ予定だったんだけど、就職試験の都合で遊べなくなっちゃったの。
『もう就職か〜わたしももうすぐ試験だよな〜』
って考えたくもない就職のことを考えたら頭が痛くなってきた。
最近就活病み病み期に突入してる。
これが治る時は果たしてやってくるのだろうか。
でも治ってもさ、しばらくしたら仕事病み病み期がやってきそうだよね。
でもでもそんなこと考えても何も始まらないわけで、とりあえず行動しないと始まらないのよね。
就活頑張ろう。負けるな自分。

それで遊びの予定無くなっちゃったな〜って悲しんでたら突然友達から連絡がきたの。

幼馴染の親友Rくん

「スイパラ行こー?」

いや、めっちゃいきなりだな。
しかしアリよりのアリ。

「行こ」

こうしてわたしたちの予定は急に決まるのだ。
フッ軽友達なのだ。
夜中にDVD観たいから集合したり、急にご飯に行ったりわたしの数少ない男友達のひとり。
保育園が一緒でその後はバラバラだったんだけど、今もこうして仲良いのはちょっとおもしろい。

スイパラとか中学生ぶりだなと思いながら検索をかけてみた。
桃とメロンの食べ放題があってるらしい。
んーーー2,220円で100分か、、桃の皮も剥かないかんのか、、ちょっとなーっと思いながら

「てかなんで行きたいと?笑」

って聞いてみた。

「ただ甘いものが食べたい笑」

なんだそういうことか。

それなら違うとこでもアリってわけねってことで、わたしのいきたいとこ甘いものお店屋さん候補を送った。

んで当日。

一軒目
クレープ屋さん。
最近出来たところみたいでインスタ見てて気になっちゃったとこ。

これはクリームブリュレ。
美味しかったよ。
でもね気づいたの。
下に行くほど美味しさ減っちゃう。
やっぱ上の方が美味しいよね。
甘いけど美味しかったよ。
見た目でテンション上がって、食べたらさらに上がってさ
『これぞお菓子のディズニーランドや!』



それで甘いもの巡りってことで二軒目。
コーヒー屋さん。
というかカフェかな。

行ったこともないし全然知らないとこだったけど、Rくんが攻めたいとか意味わからんこと言い出してここに行き着いた。
わたしはコーヒーフロートを頼んだ。
最近コーヒーがブラックでも飲めるようになってきたけど、やっぱりおこちゃまだから気づいたらコーヒーフロート頼んでた。
アイスがしゃりしゃりしてて美味しかった。

店内は狭いんだけどすごく居心地の良いカフェだった。
時間がゆっくり流れる中でいろんな話をしてたら土砂降りの雨が降ってきた。
大ピンチだ。お互い傘を持ってきてないのだ。
そんな中でも

「いや〜止むっしょ〜止まん雨はないやろ〜」

「くさいこと言うやん」

って言いながら呑気に過ごしてた。
でも全然止まないし、3時間近く長居してしまって申し訳なくなってきたから、お会計を済ませて出ることにした。
「お口に合いましたか?」
って店員さん。優しいオーラが出てるおばちゃんだった。
「美味しかったです!ありがとうございました!」
って言いながらお店を出た。

とりあえず私たちはドラッグストアに傘を求めてダッシュで行くことにした。
とりあえず向かいの屋根があるとこにダッシュ!
いやめっちゃ濡れるやんって笑えるレベルだった。
するとさっきの店員さん傘をさしながらこっちに向かってきた。

「この傘何ヶ月か前からかずっと取りにこられてないので良かったら使ってください。一本しかないですけど、、」

え?神様?って思いながら
「えっ、いいんですか?すみません!ありがとうございます!」
って言って受け取った。
こうして私たちは傘をゲットし、無事にドラッグストアに行き着き、もう一本ゲットした。
こうして無敵になったのだ。
雨なんて怖くない。いくらでも降るが良い。
わっはっはっはっはー。

それで傘をゲットした私たちは夜ご飯を食べに行くことにした。

「カレーはどう?わたし最近カレー食べたいっちゃんね」

「アリ」
って言うからおっ決まりじゃんって思ったら、昨日の夜も今日の昼もカレー食べたとか言うのよこの男は。でもいいよって言うから、

「どんだけカレー好きとよ」

ってツっこんだら

「食べたいものの直感って大事よ」

って言ってきた。

「逆になんか食べたいものないと?」

って聞くと

「タイ料理食べたい」

いやクセが強いんじゃ。
まぁ君が食べたいならいいよってことでタイ料理を求めてテキトーに歩いてたら発見した。

ペアセットってやつがあったからそれを頼んだ。
メインのAから2品とサブのBから4品みたいなの。
メインのは1人ずつ選んだけどサブのはRくんに全て任せた。

注文を受けてくれたのはイケメン店員さんだった。
ピアスをつけてて髪の毛いい感じで気配りできて、なによりタイ料理似合う系男子だった。

そんな店員さんを見てRくん
「惚れたわ」
とか言ってたし、あれは誰から見てもイケメンなんだなと思った。

そして料理が運ばれてきて、
まずは『トムヤムクン』
初トム(初めてのトムヤムクン)だった。
顔がうびゃーってなる味。すっぱからい。

次に『野菜いっぱい酢の物サラダ』みたいなやつ。(勝手に命名)
まぁ普通にサラダ。

お次は『唐揚げ』
唐揚げは普通のだったけどついてる甘辛いソースがめちゃくちゃうまかった。

残りのサブのやつは忘れちゃった。

んで最後にメインの『ふわとろオムカレー』みたいなやつ。(勝手に命名)
カレー要素はゼロに近かったけどうまかった。
Rくんはグリーンカレー食べてたんだけど、めっちゃ苦しんでた。
一口もらったけど草の味がした。

どれもめっちゃ美味しいかって言われると、うん、、ってかんじでとりあえず
「本場の味がする」
ってまとめといた。

そのわたしのまとめにRくん笑いながら
「うっざ」

そう、わたしたちはこんなかんじ。
恋愛感情ゼロでお互いに気を遣わないで入れる相手。
テキトーに付き合ってくれる良い人。
誰かに彼氏候補としてちょっとはオススメできるかなってとこ。
そう思うのは人として好きな部分があるからかな。
店員さんにきちんとありがとうございますって言うとことか、
何かを頼んだら必ず一口くれるとことか、
みんなに平等な扱いをするとことかね。

まぁあんま褒めたくないからこのくらいで。笑

Rくんいつもありがとうね〜

そういえばカフェ探してる途中に昆虫食のお店を見つけたことを思い出した。
Rくんめちゃくちゃ見てたし詳しかったから
「誕プレで買ってあげようか?」
って言ったけど断られた。

来年はコオロギプレゼントしよっと〜


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