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「人生100年時代のりとらいふ」

さいたま市からの依頼で「人生100年時代のりとらいふ」という講演をしました。
参加者は、50代~60代がメイン。高齢化率や年金問題、セカンドライフについて話すと暗い話題が多いし、それを私が話すのもつまらないなと…。色々と考えたあげく、さいたま市に住んでいるシニアのリアル(データや声)をそのまま伝えることにしました。

「病気」よりも「認知症」を恐れている人がおおいこと
「死」よりも「ひま」を恐れている人がおおいこと
75歳から急に行動範囲がせまくなること
シニアは「曜日で動く」こと
などなど

一番、私が言いたかったことは
「いきいきする必要はない」ということです。
シニア系の施設や事業って「いきいき〇〇センター」とか「いきいきサポーター募集」とか、なんでも「いきいき」が付いています。

「女性活躍推進」って言われると私がイラっとするように、「いきいきしろ」って上から言われたくないし、無理する必要もない、自分で納得する生き方を選びましょう。とこれがすべてです。

レジュメ
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(1)セカンドライフの選択肢は増えている
・再就職(70歳定年延長)担い手不足
・地域での就労
 シルバー人材センター→事務系の仕事が増えている
 福祉施設→エントリーのハードルは下がっている
・地域活動
 ボランティアのほかに「プロボノ」という関わり方も
・起業
 自分のやりたいこと→地域に役立つこと
 身の丈で起業する人が多い(自宅を使うなど)

(2)身体のことを知る
・平均して70歳~75歳が気持ちも体力も落ちるとき
・二人にひとりが90歳まで生きる時代
 徒歩圏内で、無理なく、今から始める
・フルタイムで働くことが難しくなる年代
・何歳まで働きたい?

(3)さいたま市のいま
・色々やりたい人が増えている
 毎日何かしらやることを求めている
 ボランティア、趣味サークル、就業
・せっかくなら誰かの役に立ちたい

(4)長生きするのも悪くないと思うには?
・必要なときに、必要なひとと、ちょうどよい距離でつきあう
・誰かに必要とされる喜び
・「キラキラ/いきいきする必要はない」自分が納得する生き方を
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桑原静(くわはらしずか)
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 「長生きするのも悪くない」
 と思える仕組みをつくる
 http://baba-lab.net
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