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集まらない「居場所」ってなんだろう?

バレンタインの日。埼玉県内で「シニアの居場所づくり」を実践している方々が一堂にあつまるイベントがありました。
NPO法人埼玉情報センターが、県内のシニアの居場所を冊子にまとめたのを記念して実施したオンラインイベントでした。

参加した団体・組織の方々。この業界に興味のある方ならお分かりですが、めちゃくちゃ豪華です。
大人の学校
カフェギャラリー南風
café NINOKURA
きらりびとみやしろ
コミュニティ喫茶 元気スタンド・ぷりズム
さいたまシニアパソコン友の会
BABAlab さいたま工房
深谷シネマ
ヘルシーカフェのら

いま、コロナ禍でシニアの居場所づくりをしている方は、本当に本当に迷うことがたくさんあると思います。
事業がうまくいくとか、いかないとか、そういう話の以前に、「居場所」にどうしたらなり得るのかということ。

集まらない「居場所」ってなんだろう?
誰かに「居場所」と感じてもらうにはなにをしたらいいんだろう?

私が思う「居場所」の条件とは、「歩いていける範囲で、役割があって、楽しいと思えるところ」です。

先週の朝日新聞の寄稿で、ゴリラ研究で有名な山極寿一さんが「お祭り・酒場・スポーツ観戦などでのお互いのリズムを感じながら心身に響かせる仕掛けが社交を生み、文化をつくるのだ」という話題に触れていました。オンラインでは、お互いのリズムを感じることはできないと。

「居場所」もその通りで、コミュニケーションは言葉だけでなく、肌の温度とか、息遣いとか、自分だけではない他人のつくる空気の流れがとても大切なのだと思っています。

果たして、オンラインでの交流がつづくなか、言葉以外のコミュニケーションを失われた我々の文化は、今後どう変化していくのか。なにかオンラインでもできることもあるのか。イベントに参加したみなさんと、機会をつくって意見交換してみたいです。

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BABAlab 桑原静(くわはらしずか)
http://baba-lab.net
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 「長生きするのも悪くない」
 と思える仕組みをつくる
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 電話:048-799-3214
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