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スナックのママがカウンターの中で考えてること

月に1回、昼スナックのママやってます。1年になります。

場所は赤坂見附から徒歩すぐ。ミドルシニアのキャリア支援をしてる木下紫乃さん(紫乃ママ)の「スナックひきだし」をお借りしてカウンターに立ってます。

20代の頃、よく「スナックのママ、やったらいいよ」と言われていて、たまに「お店持たせてあげる」というおじさんもいたりして。その能天気さも景気の良さもなつかしかったりしますが、まさかホントに自分がママをやる日がくるとは思ってませんでした。

接客業とかマジ、びびるし!

興味はあるけど、完全に逃げ腰だった私が、おっかなびっくりスナックのママ界に足を踏み入れたのは、ゆるくいい加減に介護・ケアの話をできる場が欲しかったから。

聞いてるだけでワクワクするような面白い取り組みが始まってたりするんだけど、ふつうに暮らしてるとなかなか接する機会もない。何かというと「いくら貯めておけばいいですかね」とか、「実家をどう効率よく断捨離するか」みたいな話になっちゃうのも、どこか違う気がしてて(お金も片付けも大事ではあるんだけど)

「困ったことがあったら、なんでも相談してください」と言われても、何が困ってるかもよくわかんない。そこをようやく乗り越えて相談したとしても、「それはご家族でよく話し合ってください」「お医者さんに相談してください」と言われてズッコケるみたいなことも珍しくない(答えとして間違ってるわけでは全然ないんだけど)

スッキリきっぱり答えが出るわけでもないし、関係者も多くてややこしい。じゃあ、どうしたらいいんだろうね、私たちはどうしたいんだろうねーという話をできるだけいい加減に話すとしたら案外、「スナックのカウンターでたまたま隣に座っただけ」ぐらいの関係性がちょうどよかったりするんじゃないかなーという仮説のもと、スナックのママになりました。

実際どうなのかなー。

テーマはざっくり月替わり。ゲストママ(マスター)にあわせて設定してるけど、介護やケアと全然関係ない話で盛り上がって終わる回もあります。お客さんの顔ぶれはその時々で違っていて、年齢も性別もバラバラ。

お客さんとおしゃべりするのは楽しい。
でも、お客さん同士が話してるのを見るのはもっと楽しい。

しゃべりすぎ注意、と思いながら、ついつい楽しくなってしゃべっちゃっては反省してます。

そんなこんなで明日も、スナックママの日がやってきます。
5月のゲストママは、介護美容写真家の山田真由美さんです。

ご興味お時間ありましたらぜひ遊びにいらしてください。
はじめましての方も歓迎です。

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