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「昔からいろんな人に興味を持ってました? 途中から変わった?」と質問されて気づいたこと

こないだ、パーソナル編集者のみずのけいすけさんと、ストレングスファインダーコーチのりょうじさんが主催する「対話のコミュニティ」。そのオフ会の席で、りょうじさんにこんな質問をもらいました。

「まなみさん、昔からいろんな人に興味を持ってました? 仕事をする中で途中から変わったりしました?」

変わってない。昔からずっとそう。
初めて会う人、出会う事柄に興味しんしん。
わーって好奇心がかきたてられて、すすすーっと近づいちゃう。

20代のときは、よく注意もされた。
「みんながみんな、いい人とは限らない」
「よく見ないで藪に突っ込んでいくのはやめよう」
「逃げ道はちゃんと確保して」

心配されるほど、危ない目には遭わずに来たのは運も良かったんだと思う。
あと、基本的にビビりなのと、パリピは苦手なので、結果的にそんなに危ない橋を渡ってもいなかったんだと思う。たぶん。

だいたいのことは面白がれるし、好きになれる。これはライターの仕事をする上で、強烈に役に立ってきた。

好きでもない人の話を聞くのって苦痛だしね。

ああ、この人好きだなあ。もっと話を聞きたい。
そういう思いは相手にも伝わる。
話してくれてありがとう。
聞いてくれてありがとう。
そんな風に思いながら過ごす時間は、あっという間に過ぎる。

仕事はバッチリ、ノープロブレム。
問題はプライベートだった。

最初はわーっと盛り上がるけど、そのうち冷める時期がくる。
若い頃は、その落差も激しかった。
挙げ句、「興味がなくなったのに興味があるフリをするなんて不誠実」ぐらいに思ってた。なんだそれ。

誰に謝ったらいいのかわかんないけど、まあ、ひどかった。マジごめん。
全わたしを代表してスライディング土下座をしておこうと思う。

「どうして声かけてくれないの?」
「誘ってくれればよかったのに」

「次はぜったい誘ってよね」

大人になった今は、そんな風に言いたくなる気持ちもわかる。
この言葉を言わせていたのは私だ。だって、そう言いたくなるぐらい、圧倒的な関心を持って、熱烈に距離を縮めてた。

「そんな風に興味を持ってもらったのは初めて」と言われても、右から左に聞き流していた戦犯はわたし自身。

でも、昔の私はこれらのセリフが受け入れられなかった。依存されるのがこわかった。行動を指図されるのも不愉快だった。猛スピードで身を引こうとした結果、かえって執着されて、ややこしいことになった。

今も、これらのセリフも得意なほうではないと思う。聞くとひるんでしまうところがある。ただ、ちょっとさびしかっただけかもねと思えるようにもなった。

依存しようとしてるわけでもなく、私を支配しようとしてるわけでもなく、ただ、少しさびしかっただけ。ただ、親愛の情の示し方の好みがちょっと私とは違うだけ。

好き嫌いは変わらなくても、解釈の幅は広げられる。こわいから、息の根を止めておこう以外のエンドマークの打ち方もある。そもそも、打たなくてもいいじゃんねとも思えるようになった。いちいち区切りをつけなくても、世界は続いていく。

最近、ひっきりなしにnoteに登場している対話のコミュニティ。ときどき、期間限定で参加者募集があります。次はいつだろう。

募集がはじまったら、またお知らせします。

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