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人間関係生理痛



年々、人間関係が整理されている感覚がある。

それは、単に学生でなくなったから
会う人や連絡する人が
限られて少なくなっていく、
だけではない。

本当に自分に大切で必要な人達との
新しい出逢いも、
1度離れたけれど
また繋がり逢えた人達もいる。

ただ、新しい出逢いは私は受け入れやすいのだが、別れやこちらから関係を絶つ
という行為には、勇気がいる。

これを、鈍くしぶとい生理痛と重ねて
『人間関係生理痛』と呼ぶことにしよう。
(男性諸君、すみません。イメージしにくいね。)


たまに、
ごく(であってほしい。)たまに、

「自分の時間を取られている」
つまりは、
「自分を軽く扱われて、
都合の良いように使ってくる」
人間がいる。

そんな人間は、自分の行為を客観的に
見れない人だと私は思っている。
いわゆる、自己中なだけかもしれない。

「あ、この人といると私は消費されていくだけだ」

そう気づいた時、

愛想良く、行儀よく、
誰からも《嫌われたくない》自分自身
から、抜け出すチャンスである。

いくら数年経ったからといっても、
お誕生日おめでとう、のメッセージだから
といっても、
私はその人に返信なんて、
ましてや既読すらもつけやしなかった。

それを冷たい人間だとも、
いじわるな人間だとも思ってくれても、
もういい。

もういいんだ。

その根拠の無さそうな自信には
ちゃんとした根拠がある。

もう、私は、その人に嫌われたとしても
大切な人達がいる。
私の黒い部分も含めて受け入れてくれている人がいる。

誰からも《嫌われたくない》自分
は、白色で、綺麗な自分だった。

本当は自分にある黒色の部分を見せたら
きっと周りから誰もいなくなるんじゃないか、

そうやって、白色を重ねる。

あなたの色は、
わたしの色は、
今、何色だろうか。


さあ、
白と黒の二項対立の世界から
抜け出して。


恋をするとピンク、
自然を感じて緑、
騙された紫、、、

経験を積むことで色んな色を重ねて、
重ねられていく。


色んな人に出逢って、
色んな感情になってきた自分自身から、
暗い色を抜くことは、
不可能なんじゃないか。

真っ白、なんて
そして、
真っ黒、な人間なんて
ありえないんじゃないか。


そのままの色で。
あなたの、そのままの色で。


白くなくても、綺麗な色じゃなくても
私を愛してくれる人間を見つめて。
私も愛して。

人間関係生理痛を伴いながら、
自然治癒で生きていきたい。



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