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一緒にがんばるぜ


マル太郎は5日間入院のあとは、やはり衰えが目立ち、いつも寝そべっている。好きな食べ物を使って、どうにか歩行練習をさせている状態だ。
肝臓の数値が安定したと思ったら、今度は腎臓に炎症があるらしい。
いやはや。

主治医から紹介してもらって、隣の市にある動物病院へ。
そこは知人からも勧められた病院で、東洋医学と西洋医学の併用が特徴だ。
鍼灸も行っている。

その病院では、漢方薬を処方する。
治療に先立って、じっくり時間をかけてマル太郎を診察する。
エコーを撮ったら、膀胱炎になっているとわかった。
エコーの間、特殊な形のクッションで仰向けになり、マルはおとなしくしていた。嫌がらないのは助かるが、やはり寂しいものだ。元気なら暴れるところだろう。

「寒いのは嫌いですか?」と言われ、そういえばと思い当たる。
コタツが好きだし、布団の上も好む。
「寒いのが苦手な体質のようだ」ということだった。
やっぱり漢方だなぁと思う。冷えとかほてりとか、体質から入るんだな。
食事はおじやなどの温かいものがいい。時々背中を温めてやるといい、とのこと。体が動かせないと血行が悪くなるから軽くマッサージしてやるのがいい。

四肢で立たせて支え、軽くハリ治療をしてもらう。
通常の半分以下の針数で行った。
びくつく箇所と、まったく平気な箇所があった。
全部で7,8分の間だったが、ずっとじっとしている状態のため
こらえ切れなくなるのか、滅多に出さない鳴き声を出していた。
でも、おおむね治療ができたので、だんだんと、ハリ治療も取り入れていけそうだとなった。

高齢だし体力も落ちているので、漢方薬もごくごく少量から、となった。
なんとなく始まって徐々に慣れてもらいます、ということ。

膀胱炎については、服薬もあるが、日に4回程は、連れ出して排泄させてほしいということだった。それでもすっきり排泄しきれずに、家の中でもらしてしまうことはあるのだろう。おもらしについては、なぜか「どんどんやっていいよ!」と腹をくくった。
オムツに切り替えていくのも、時間の問題だろうとは思うが、そこはもう少し踏ん張りたい。

私にとっては(多分、マル太郎にとっても)食事が気がかりだ。
市販のドッグフードはすぐに食べなくなる。利かない体を頑張ってまで食べようとはしない。
しかし、芋類やご飯、パン、麺類などの炭水化物、レンコンやごぼう・人参、ほうれん草といった野菜類、鶏ささみやツナ、サバ、豆乳や豆乳ヨーグルト、豆腐、といったタンパク質。
それで作った自家製ご飯は、よろこんで食べてくれる。
寝ていても起き上がってくれる。

かーちゃん嬉しいよ!そして、しんどいよ!!でも、嬉しいんだよ・・・以下繰り返す(;^_^A

今朝は、ご飯、カブ菜とサツマイモ、昨日の残りの焼き鯖ほぐしで
おじやにした。(娘が食べたそうにしてた笑)
ほんのり温かいものを、片手にかるく1杯くらいは食べてくれた。
タンパク質・野菜・炭水化物を同量の割合で。
このパターンを応用して頑張ってみようと思う。

それから、時々、利かない右後ろ脚の屈伸運動をする。
横向きに寝たまま、軽く軽くでいいので、着地するような形に曲げ伸ばし運動する。
足先は少し感じるようだが、腰から右腿のほうはマヒしていそうなので、
なるべく動かしてやりたいということだった。


昨日は初めての長距離ドライブでもあり、気遣い半端なかった。
でも車酔いもなく(おそらく)、無事受診して帰って来れた。
これからは毎週、行くようになりそう。結構たいへん。でも、できるだけのことをしたい。
これはきっと神様が私にくれたもので、長男から手が離れた私へのリハビリなんだと思っている。
あんたももうちちょっとがんばんなさい!って、言ってくれてる。
マル太郎と一緒に、もうひと踏ん張り、やって行かなきゃね。



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