見出し画像

春のプリズム

白内障の手術と確定申告の準備が重なってしまった。
なんつー無計画者!
術後の安静時はちゃんと休みを確保して、さて、先日から続きにかかった。
それで、昨日ようやく仕上がった。
やたーーーー!!!✨✨
あとは暖かい春を待つのみ?
そうでもないか(笑)まだ細かい不足はあるかも知れないが、最低限やるべき事務仕事は終わった。

今の視界は良好!と言いたいところだが、レンズに設定されている焦点距離40cmを越えると、とたんにブレブレなのだ。これでいいのかなぁ?
だから外歩きとか、買い物とか、心もとなくて。
浮遊感の中で歩いている。

術後の1週間、保護メガネをかける。
両眼だから、都合2週間は、保護メガネのひとになる。
手術費用に込みでかならず購入なのだ。МかLサイズだから私の顔面にぴったりフィットとはいかない。ずっとかけていると耳の後ろが痛くなってくる。
寝ている時は無意識に目をこするといけないから、断然かける。
横向きになると、フレームが枕につっかえてまた痛い。
寝る時以外はしなくていいやと術後の受診で外して行ったら、受付の人が慌てて
「24時間していてください!空気中のほこりとかこれからは花粉とか、まだ塞がっていない部分から入るとやっかいなことになるのです」
「帰るまで、薄目をあけるくらいにしていてください」
と。

ひええええええ!!!
そそそんなこわいことになるのか!!!
手術があっさり終わったもんで、甘く見ていた。
帰ってすぐにバシッとかけました。
そのメガネ期間も終わり、今日は堂々と裸眼です。


施術中、痛みというほどではないが、目に圧迫感がある。
部分麻酔はかけてあっても見えていて、遠くで目をごにょごにょやっている感じがわかる。
まるでプールに潜って水面を見上げているようで、そこには寄り合う二つの太陽がある。皆既日食の金環食みたいなのが。
それをずっと見ていてね、と言われる。

眼の中を何度か水が流れて、その中で丸いゼリーの表面にナイフを入れているみたいな光景をイメージする。なんか心配でいやぁな感じとか思っている間に終わる。体は、腕一本動かしてはならず、そりゃそうだろうな、術中に地震がきませんように!と心の中で願う。
10分ほどで終わると分厚い眼帯が貼られて、すたすた歩いて手術室を出る。
眼帯の中の眼は開けていられるので、ほの白くガーゼが見える。ガーゼは翌日の診察後はもう外していいのだ。
すごいなぁ眼。すごいなぁ医療。

今日は眼鏡を作るために視力を計り、処方箋をもらった。
視力を計っていて、対象が2つに見えるというと、さらに違うレンズをはめた。それだと普通に見えた。
プリズムレンズというらしい。計ってくれた職員さん曰く、片目ずつで見る時、左眼が少し上がっているそうで。
両眼で見ると左右どっちにも焦点が決まらないから、つい片目でいろいろ見ているうちにズレたのかな?詳しいことはわからないけど、左眼と右眼が非協力的になっちゃってるらしい。ズレていたのが数か月間なら矯正できるが、もっと長いことズレていたのなら、プリズムレンズにした方がいい、ということだ。
(ググってみると、「斜位」というものらしい。頭痛や肩こりの原因になることもあるとか。)

なにはともあれ、来週中くらいには眼鏡を作り、ようやく運転ができる。
そして手術の一番の目的、運転免許の更新がやってくる。
余裕で更新できそう。
今年の春は、去年よりも明るくクリアになりそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?