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PMP受験合格記_2022.06


どもども。ともすけです。
本記事は普段投稿の記事趣旨から外れて、先日資格取得したPMPについて、きっかけから取得までの流れを記載します。
当記事は2022年6月時点のため、PMBOKとしては第6版にアジャイル要素を追加したものになります。


<そもそもPMPってなに?!>
wikiのリンクを記載。

簡単に書くと、プロジェクトマネジメント協会という米国母体の団体が運営している、プロジェクトマネジメントに関する心得や人間性、知識体系等を有していることを証明する国際資格です。


<PMPを知ったきっかけ>
経歴として、2017年に参画した大規模刷新プロジェクトがありまして、現在はシステムリリースし次年度案件の要件取り込み中ですが、プロジェクト中はステークホルダーが多く大変な経験をさせて頂きました。
特に大変でしたのが、参画時点で信任扱いとして同列請けの他社リーダーをメンバーとしたチーム編成の、リーダー業務ということで、当時20半ばの若者だった私は上から下からボコボコにされながら推進していました。
このとき、自社マネージャーの助言や、その後PM補佐として参画される他社のイケイケなおじさまの発言が「PMBOK一通り見とくと観点が知識として付くから良いよ〜」と軽くお話頂き、本屋さんで売ってるPMBOK関連の書物を一読していて満足しました(知識エリアを咀嚼して理解していれば、仕事に生きる知識としてはこれで十分かと)。

そもそもPMBOKって何?って方にもwikiのリンクを記載。

簡単に書くと、プロジェクトマネジメントするときに重要な観点ってなに?どのように計画、実行、コントロールすれば良い?ってことを体系化したものになります。


<時は流れて2022年>
2022年は私にとって変革の年で、いろんなこと(転職から肉体作りから趣味まで)を同時に行う一貫として、3月から資格取得としてPMPを選択しました。
転職活動と被るため自身で受験をスケジューリングしたいこと、高度情報とまではいかない(と主観的に思っている)がIT業界としては知名度ありPM知識を証明できること、プロジェクトから影響を受けた方が資格取得していたこと等の背景で、資格取得に取り組むことに。

この試験にはいくつかの受験資格が必要になります。
詳細は他のwebページに記載あるので、簡単に書くと下記の通り。
・35時間の公式研修受講(日本の教育機関を利用すると10万ほど掛かる)
・PM経験(高卒、専門卒の方は5年のPM経験と7,500時間のPM指揮監督経験、大卒の方は3年のPM経験と4,500時間のPM指揮監督経験)

私は大卒で3年以上のPM(実態はPL)経験のため経歴としてはクリア。
問題は35時間研修。
会社通さず個人受験であることから、極力費用を減らしたかった為、udamyで割引となっていた海外の公式研修を受けました。
調べて出てくると思いますが、割引が聞いて1000円〜2000円程度で35時間研修を受講できました。これで10万を浮かしました。
ただし、説明はすべて英語のため、英語苦手な私にとってはあまり有効では無かったです。
そのため知識補修としては、PMに関する書物2冊(虎の巻とアジャイル実務ガイド)、豆検というwebサイトの合格編トレーニング教材受講、udamyで見つけた2021年試験対応の日本語トレーニング(割引で2000円程度)受講。
後から知りましたがアジャイル実務ガイドってPMI公式から取得できるPMBOKの後ろのページに載ってたんですね。この本の取り寄せが一番高い費用だった気がする。

勉強時間ですが、3月〜4月の間に70〜80時間程度勉強していた気がします。
集中して学習したほうが良いのですが、転職活動と重なり資格勉強は二の次となってました。
さらに、5月は大型GWを作って約10連休したので、5月中頃から再度学習開始。もはや3月〜4月の復習でした。
結果的に資格取得までは100〜120時間程度の勉強時間だったと思いますが、
実は資格合格にあたって勉強時間はさほど影響しないかと思います。その理由は下記<受験感想>で。


<受験申請>
35時間公式研修と学習を経て、受験申請ですが、PMI米国のwebページからプロジェクト経歴詳細を英訳で記載する欄があります。
また、申請時に低い確率で監査対象となることがあり、監査対象となった方はプロジェクト経歴詳細等を監査され、不備や記載不足がないかチェックされる他、英文での卒業証明書や第三者のプロジェクト経歴詳細の証明サイン等、取り寄せるものが発生します。

悲しいことに私は低確率で監査対象を引きました。そのため大学に卒業証明書郵送依頼したりとリードタイムが発生。
さらにPMI米国からメールが届き、監査結果NG(簡単に書くと、プロジェクト経歴詳細の英訳が微妙。翻訳頑張って。あともっと経歴詳細に書いて)とのことで、経歴詳細を再度提出。再提出結果はOKでした。
もし監査対象で経歴詳細NGとなった方は、PMIから届く英文メールを確認すると指摘理由について記載ありますので、指摘内容を反映すれば問題ないと思います。

ということで、リードタイム発生して5月下旬に受験審査通過。
受験センターで受験日確認し、一番近い日付として6月上旬での受験日予約。


<受験感想>
アジャイル×PMIイズムのシュチュエーション問題がかなり多かったです。
体感は7〜8割このタイプの問題でした。
もちろん従来の知識エリアの問題も含まれますが、計算問題は数問程度でした。
試験直前にアーンドバリューの計算式を頭に植え付けましたがあまり生かされませんでした。でもPMBOK範囲ですので、試験に出る可能性が0ではない以上、勉強の範囲に含まれるんですよねー。
普段からアジャイル×PMIイズムが染み付いている方、シチュエーション問題に強い方は、多くの勉強時間を費やさずに合格する可能性が高いように思います。

受験結果としては合格。
ドメインごとの成績としては下記の通り。
・people(対人):above target
・process(プロセス):target
・business environment(ビジネス環境):target

観点ごとの合否の見方は下記の通り。
すべて合格ラインで試験結果もPASS(試験合格)でしたー。
・above target:合格(合格ラインよりかなり上)
・target:合格(合格ラインより少し上)
・below target:不合格(合格ラインより少し下)
・needs improvement:不合格(合格ラインよりかなり下)

people(対人)に関するマネジメントの成績が良かった感じですが、そこに関してはPMIイズム以前に、働き方に関する倫理観が正常(何が正常かは置いといて)の方は点数取れる気がします。


<受験を終えて>
1回目試験で合格できて良かったーと、一息。
次はどのあたりの知識体系を強化するか考え中ですね。
私が資格取るときの動機づけは主に、プロジェクトや仕事を通じて感銘や影響受けた方の思考の近づくためのものが多いので、今後仕事を通じて強化したいポイントを選定しようと思います。
5年ほど前は上流工程マンとしてDB、アーキテクトに関心あり知識強化してましたが、月日が経って今の関心はPM、BA(ビジネスアナリスク)寄りとなっています。
でもBAって資格としてあまり有名ではないですよね。無茶を承知でストラテジスト挑戦するか否か。
受験するかは置いといて、ストラテジスト関連の書物は一読しようと思います。
PMPのときもそうでしたが、まずは一読して、仕事に活かせる知識体系あるかなー程度に頭に受け付けるだけでも、何かしら生きるかと思いますので。

学習観点を模索中の人には、「とりあえず本屋行くか〜」と、フラっと寄る習性が必要と感じています。
特に、私みたいな普段勉強しない人、PCの前だとネットサーフィン等で勉強しない人には、この習性が必要なのよー。
最近の本屋さんは、カフェ併設で本買う前にカフェ持ち込みOKなところも増えたから、平日定時後や休日に時間ある人で、学習観点模索中の人には推奨しますー。

最後あたりPMPの話から横道逸れてしまい恐縮ですが、以上がPMP受験合格記でした。
いろんなことを勉強して生かしていこうねー。ここまで見て頂きありがとうございました。


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