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夏バテとミネラル

今年の夏は特に記録的な猛暑となっており、気温や湿度が高くなる夏場はどうしても体調が崩しがちです。そんな時に良く耳にする「夏バテ」とは具体的にどのような状態かご存知ですか?

今回は、トレーナー兼管理栄養士の立場から夏バテの原因と対策や夏場にピッタリのミネラルたっぷりレシピについてもご紹介していきます。


夏バテとは?


-夏バテの原因-

だるさ、疲れが取れない、食欲がないと感じることなどを総称して「夏バテ」と言います。

私たちの体は自律神経の働きによって、暑さを感じると汗をかいて熱を放散し、体温を一定に保っています。しかし、真夏の室内外の気温差を繰り返し感じることによって、自律神経の働きが乱れ体調に影響が起き、夏バテの症状が現れてしまいます。

また、発汗による水分やミネラルの不足、寝苦しさによる睡眠不足も夏バテを引き起こす原因です。

そんな夏バテを対策するには、、


①十分な睡眠
② 気温差を少なくする(±5度以内)
③ こまめな水分補給(ミネラル)

この3つが不可欠です。
今回は3つ目の水分補給、ミネラルについて詳しくお伝えしていきます

ミネラルとは?


「ミネラル」とは骨をはじめとした体の組織を構成し、体のコンディションを調整してくれるという大切な役割を担っている栄養素のことで、主にカルシウムやカリウム、マグネシウム、ナトリウム、鉄、亜鉛、リンなどもその一種です。体の中で作り出せないため、食事を通して摂る必要がありますが、夏は汗で排出されてしまい、不足した状態になりやすいので注意が必要です。

なぜミネラルが重要なのか?


不足した状態が長く続くと脱水や夏バテの症状が出てきます。
このような状態を起こさせないためにも、飲み物や食べ物から上手に摂取しなければなりません。

ミネラルの摂取方法


-ミネラルが多く含まれる食材-

ナトリウムは食塩やしょうゆ、マグネシウムは豆類や海藻類に豊富に含まれています。リンは魚介類から、カリウムは果物や野菜、カルシウムは牛乳をはじめとした乳製品や小魚にたくさん含まれています。鉄はレバーや海藻類、緑黄色野菜に含まれています。1日3食しっかり食べるように工夫していきましょう。

-ミネラルたっぷりの料理-

酢の物や南蛮漬けなど夏野菜を使い、さっぱりとした味付けにすると食べやすいかもしれません。おすすめなのは、それぞれ調味液にレモン汁を加えると砂糖の量を抑えられ、クエン酸を摂ることができるので夏バテによる疲労回復にも期待ができます。

-おすすめのレシピ-

Nadiaさんとpokka sapporoさんが紹介しているレシピがとても参考になるので、こちらに掲載させていただきます。

☆レモン汁を使ってお砂糖を抑えたおすすめレシピ☆

・きゅうりとワカメのレモン醤油和え

・鯵の南蛮漬け

水分補給のベストタイミングとは?


水分補給は、のどの渇きを感じる前、「早め」「こまめ」を意識することが大切です。水分のみでは体内でのミネラル濃度が低くなってしまうことがあるので、麦茶や経口補水液など、水分とミネラルが入っているものを意識して摂っていきましょう!

まとめ


今年の夏は水分・ミネラル補給や食材選びの工夫をして、しっかりと夏バテ対策をして元気な毎日をお過ごしください!


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