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お金をうまく稼いでうまく貯めたい

お金はいくらあってもいいですよね。
お金のためだけに生きているわけではありませんが、お金がないよりあったほうがいいに決まっています。

しかし私は、自分はお金を稼ぐのが上手くないと思います。
自分の知っている範囲のお金を稼ぐのがうまい人と比べると、自分は稼ぐことが上手くないと落ち込んでしまうこともかつてはありました。

しかしお金というのは不思議なもので、「稼ぐ」のが得意だとしても「貯める」のは明らかに苦手だという人もいて、それぞれの局面で違う能力が要求されます。

何がそれを分けているのか?「稼ぐ」「貯める」という2つの要素に分けて考えてみることにしました。


お金をうまく稼ぐには


うまくやるポイントは、体力、集中力、執着心の強さだと思います。

私が知っているお金を稼ぐのが得意な人は必ずと言っていいくらい強靭な体力があって、長い時間働いているか、人が休んでいる時に働いています。
絶対的な仕事時間が長くない人でも集中の度合いがとても高いです。
さらにどうしてもお金を稼ぎたいという強い意志を感じます。

普通なら眠くてあきらめるような場面でもがんばって踏ん張ることができ、翌日にその影響を持ち込まないだけの集中力を持っていて、さらにその隙間に別の仕事をこなし、週末には運動系の趣味をこなしていたります。

特に時間が必要な仕事や作業や移動を伴う仕事で稼ぐにはそういった力が一番大切で、中高は本格的な運動部でしたという人がとても強いです。
(男性の方が女性より平均収入が高いのは明らかにこのためです)


ただし夜中まで頑張れる体力や寝ないで大丈夫な体というのは生まれつきの部分が大きく、普通の人が下手に真似をすると体を壊して死にます。

私も20代の時は寝ないでも大丈夫かと思い何度か無理をしてみましたが結局続きませんでした。
そして30代後半にはその無理がたたっていくつかの病気になりました…。

そういう体力を持っていない普通の人が無理して数年単位で睡眠不足を続けたりすると、実際に何人もいましたが、寿命ががっつり削られ突然死の原因となるので、自分の体力を過信しないことが大切です。


そしてもうひとつ注意すべき点は、お金を稼ぎたい一心なのか分かりませんが、仕事に関する倫理観がどこかに飛んでしまいルールを逸脱する人が結構多いということです。

独立して稼いでいる個人事業主やベンチャー的な会社の経営者は、寝る間も惜しんで働くと言えば聞こえはいいですが、その大半はルール完全無視の無謀な仕事の仕方であり、当の本人はともかくその下についたら悲劇です。

そんな彼らは、若くて元気でイケてる時はデメリットが覆い隠されすべてが順調に進みます。
しかし、何かの拍子に勢いがなくなると途端に周囲のヘイトが一斉にその人に向くといった因果応報な状況に陥るのを見てきました。

お金の代わりに多くのものを失った人生は悲惨なので、そういったタイプの人は気をつけたほうがいいんじゃないかと思います。


お金をうまく貯めるには


うまくやるポイントは、継続力、合理性、冷静さだと思います。
継続は当然ですが、合理性の追求が貯蓄には必要でしょう。

お金をどうやって稼ぐか?というのはその人の生き方やこだわりが現れる部分ですが、例えば今、一番簡単にお金を稼ぐ方法が「自販機の下の小銭をあさる」だったとして、あなたはそれをやりますか?

極論ですが、それをしれっとやれる人は早くお金を貯められると思います。
(もちろん本当はしたくないとしても)
どんな方法で稼いでもお金に変わりはないと割り切れる人は強いです。

もう少し普通の例で言うと、若い時に月5000円相当の出費、例えば友達未満の知人とのたまの飲み会をなくすことができたら、20年後にはそれだけで120万貯まっています。
薄い飲み友達との縁はなくなりますが、そのお金で子供が大学に1年間通えます。


あと冷静さ、これはある程度のお金を持っても浮足立たないということで、
例えば先ほどの120万がもし急に手に入ったら誰でも喜びますよね。
でもパーッと○○しようなんて言っていたらすぐになくなってしまうので、そんなことはせず黙って預金するような人がいいと思います。

ただデメリットとしては、これをやりすぎると人とのつながりが消え、場合によっては嫌われます。
ケチな人を好きな人はいないので仕方がありませんが、ほどほどにしないとですね。


私は貯める方が得意


若い頃はブラック企業で深夜や休日まで働いていましたがそれほどお金にはならず、振り返って考えればやはり稼ぐ才能はあまりなかったと思います。

でもそんな自分を他所目に、本当に寝ないで働けるスーパーマンはごく一部ですが確かに存在しました。

私が知っている最もすごい武勇伝は、仕事場に缶詰で3か月(!)帰宅しなかったという信じられない話です。
もちろんその分だけ稼いでいたようですが、絶対に真似できません。


やはり自分の得意な形を知ることが一番大事で、結局得意なことは楽なので長く続けることができます。

私の経験から言うと、10代20代の若いうちに少し無理してお金を稼いでみたり貯めてみたりすることで自分の得意不得意が実感として分かるので、それを参考に30代以降は得意なことだけやるようにする、というのが最も効率が良さそうです。

皆さんはどのようにお考えでしょうか。




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