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スキ、どう解く?

クイズ王・伊沢拓司さんが代表をつとめるQuizKnockのYouTubeチャンネルを、いつも楽しく拝見しています。
こちらの特色のひとつに、クイズ動画ばかりでなく、学生さんや子どもたちを応援する企画の動画もアップされていたりします。高学歴集団ということで、受験や学びに関する経験も豊富であるため、良き先輩の助言となっているのでしょう。
私はいい加減くたびれた大人なので、クイズ以外は観ないでとばしてしまったりすることも多いのですが、これはたまたま拝見しました。

サムネイルにもある通り、こちらの動画は、

好きって言われるのはうれしいのに、どうして好きっていうのは、難しいんだろう?

がテーマになっています。
四者四様の持論が展開されていますが、最終的には「言ったことで相手を不快にしたり、返ってくる相手の反応で自分が傷ついたりしたら嫌だから」という点で一致していると思います。そして、子ども達の意見に「もっと深堀りしたいよね」というコメントが出るところは、流石です。

この動画で伊沢さんは、

『好き』という言葉は、強い

と言われています。love以外の好きという感情を表現する言葉が有っても良いと説き、SNSのイイネボタンを、好き、という気持ちをもっと気楽に表現できるツールとして挙げています。

しかしここnoteでは、他のSNSのイイネや拍手に該当するボタンは『スキ』なのですよね。
敢えてそう表現するところに、他SNSの拍手系ボタンとは異なる意図がある、ということはあるのでしょうか。
自分が使っていて、押す際の気軽さや頻度は、他のSNSの拍手と違う感じはしないです。
しかし、ひょっとしてそれは自分だけのことなのかもしれない。他の方は『スキ』を押されるのは嬉しくとも押すのはとても難しい、であるからゆえ、私は押すけれど私には余り押されない、と思って良いのだろうか(そこかい)……と、思ってみたり。

それはともかくとして。
ここはクリエイターのSNSであるから、多様な気持ちはコメントで述べるべきだという思いが込められているのかもしれませんね。
しかし、拍手系に『スキ』は一寸重い表現なのかな? と思えるような、伊沢さんの意見でした。

動画の問いへの、私自身が考えた答えは、こうです。

本心からの「好き」は、本心だからこそ、言うのが恥ずかしい。
本心は、あまり他の人に見られたくないもの。たとえ、何か悪いものでなくとも、裸は隠したいと思うのと同じ。
でも、見せあえたら嬉しいと思ってくれる人は、いるかもしれない。その相手は、自分で探していかなければならない。

動画において、山本さんが、

『好き』という気持ちは、とっておきの秘密

と仰っており、私の意見もこれに近いと思います。
秘密を打ち明けられる間柄になるには、それだけ大変なのだな、ということでしょうか。

これからはスキも自己表現のひとつと思って、押すときは一寸、緊張するかもしれません……。
しかし、勇気をもって押していきたいと思います。

この記事をご覧の方にも、勇気が出ますように!(結局そこでした)

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