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いざ進めやキッチン(2020/7)【料理#7】《コロッケ》

いざ進めやキッチン。こんにちは、ベネディクト・缶バッチです。

キッチンに分け入って冷蔵庫や棚を漁るとだいたい余った野菜が出てきます。じゃがいも、玉ねぎ、キャベツなどなど…。特に夏場は常温保存できる野菜も冷蔵庫に避難させるのですが、そうすると冷蔵庫の容量が圧迫されがちです。長く置いておくことはできないので定期的にまとめてやっつけなくてはなりません。ということで今回はコロッケを作りました。

タネ(前半)

【材料】じゃがいも、粉チーズ、塩、胡椒

じゃがいもは水から10分程度茹で、茹で上がったら水気を切ります。その後ボウルなどに入れて潰しながら、残りの材料全部を投入。粉チーズが隠し味です。ホクホクのコロッケにする場合は軽めに、なめらかなコロッケにする場合はしっかり混ぜます。私は後者の方が好みです。よくよく潰して練って粘り気を出しておくと後の工程で崩れにくくなりますし。

タネ(後半)

【材料】玉ねぎ、牛豚挽肉、バター、ナツメグ、前半のタネ

玉ねぎは粗みじん切りにして炒めます。玉ねぎが飴色になった頃に牛豚挽肉とナツメグとバターを投入、挽肉に火が通ってパラパラになるまで炒め続けます。その後火を消して、前半のタネを加えてよく混ぜます。粗熱が取れるのを待つ間に衣つけの準備をしましょう。

衣つけ

【材料】玉子、牛乳、小麦粉、パン粉、完成したタネ

玉子を溶き、牛乳、小麦粉と混ぜ合わせます。こうして出来る液体をバッター液と呼ぶそうです。あらかじめ玉子と小麦粉を混ぜておくことで、普通の「タネに小麦粉をつけて溶き玉子をつけてパン粉をつける」という手順から「タネにバッター液をつけてパン粉をつける」という手順へ一手間減らせるため、最近人気とのこと。コロッケだけでなくフライ全般で使えるので、知っておくと便利ですね。さて、完成したタネを小判型に丸め、バッター液にくぐらせたらパン粉をまぶします。タネが崩れないように両手でそっと触りましょう。パン粉はまぶした後にグイと押し付けることで剥げにくくなります。

揚げる

【材料】油、衣をつけたタネ

深いフライパンか鍋に油を注ぎ、熱します。揚げ焼き可。油が温まったかどうかは、衣つけのときに残ったパン粉のクズを何粒か浸してみると分かります。パン粉のクズがシュワシュワ鳴るようになったら頃合いです。いよいよ衣をつけたタネを投下。ここでもタネが崩れないように両手でそっと運びましょう。ときどきタネの底面側の揚がり具合を見て、ちょうどいい色になったら裏返します。タネは前の工程までで既に火が通っているので心配ありません。両面揚がったら引き上げ。

完成

【材料】キャベツ、トマト、揚がったコロッケ、好きなソース

最後に付け合わせの野菜を用意します。今回は定番のキャベツとトマト。ところでこういった野菜はどのタイミングで用意するのが正しいのでしょうか?切ったり並べたりするのが早すぎると干からびてしまい、反対に遅いと用意する間にコロッケが冷めてしまいそうです。今回はすっかり忘れていたのでコロッケを引き上げた後に大急ぎで整えました。まさに「キャベツはどうした」。

さて、ソースをかけたらついに完成です。やっぱり揚げ物は揚げたてが一番ですね。じゃがいもと挽肉のバランスが丁度よく、胡椒とナツメグが利いていて大人の味でした。

ところで「いざ進めやキッチン」の歌で有名な『キテレツ大百科』は、幼い頃にケーブルテレビで観たことがあります。もともとは昭和の末に放送していたんですね。歌の通り、揚げたてのコロッケをお腹一杯食べることは昭和の子供達の夢だったのでしょう。かく言う私は平成生まれですが、これには共感できるなと思いました。

コロッケ

お読みいただきありがとうございました!

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