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哲学の論

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2022年2月の記事一覧

G・バタイユ『ニーチェについて』読書会の序文

 精神科医斎藤環によれば、1996年から2019年の間に鬱病は約三倍に増加している。人々は心療内科や精神科にかかる。鬱の傾向があれば日光浴や軽い運動などを勧められ、重度の症状があればレクサプロなどのSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を処方される。鬱病の治療において環境的な原因は問題ではない。鬱病の身体が役に立たないことが問題とされる。上で示した「治療」は鬱病で働けない身体をとにかく働ける

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