2021年9月の記事一覧
ジャン=リュック・ナンシーの分有について
○はじめに
ジャン=リュック・ナンシーの「分有」というタームは、その著作中に非常に多く見出される。しかも、それはおそらく彼の哲学の中心的なものである。彼を有名にした『無為の共同体』においても、分有は重要なモチーフである。
しかし、分有それ自体がいかなるのものなのかという言及は多くない。この言葉はその使用において意味を示されており、あえて辞書的に「分有」を説明していないようにも見える。
とはい
○はじめに
ジャン=リュック・ナンシーの「分有」というタームは、その著作中に非常に多く見出される。しかも、それはおそらく彼の哲学の中心的なものである。彼を有名にした『無為の共同体』においても、分有は重要なモチーフである。
しかし、分有それ自体がいかなるのものなのかという言及は多くない。この言葉はその使用において意味を示されており、あえて辞書的に「分有」を説明していないようにも見える。
とはい