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バウムのイベント開催に関するメモ

 いよいよこの「バウムの書 note出張所」も、正式公開のタイミングが近づいてまいりました。宣伝を開始した際には、よろしくお願いします。

 以下は、バウムクーヘンのイベントを開く際に参考になるかと思われるメモです。わたしは自分のために書きますが、もし将来どなたかが同じことを考えたときのお役に立てれば幸いです。

 小さなイベントは気楽ですが、バウムの書は、いつか中規模以上のイベントを開催できる日を夢見ています。

小規模イベント(事前に把握しているメンバー参加)

 これでしたら、場所さえ見つけられれば、とくにどこに届け出する必要もありません。借りる会議室またはイベント会場が「飲食可」であることを確認して、注意事項を守った開催内容であれば、バウムを切り分けたり、持ち帰ったりできます。これが現在わたしが開催している「バウムの会」です。
 さらに「キッチン付き」レンタルスペースならば、クリームを塗ったりブリュレしたりという加工も楽しめます。

 参加者から集める金額は、持ち寄ったバウムや、当日かかった経費のみの割り勘にします。儲けを出そうと思わずに開催すれば、のちのち参加者とトラブルになることはまずありません。つまりホームパーティ風の雰囲気で会場だけが外部、という感覚です。

 ただ、この方法ですと、主催者が場所選びや当日の段取りなどけっこう気を遣わなければいけない面も多く、開催は10人以内が無難です。

 すぐ近くにお友達が住んでいて当日の手荷物や段取りに協力していただけそうなら、これは何かと便利な方法です。

バウム提供や販売を含む、個性的なイベント

 営業時間外のカフェなどキッチン付きスペースを借りて、友達だけではなく一般の人も立ち寄るかもしれないイベントを開いた場合、資格や許可が必要になる可能性が高いです。

 上の項に書きましたが、事前にわかっている知人らのみのイベント(ホームパーティなどの感覚)であれば、買ってきたバウムをアレンジして皿盛りデコレーションを提供しようと、それは個人主催の集まりです。お金も、バウムひとつひとつの料金ということではなく全体の会費ですので、これも問題はないでしょう。

 ですが、一般の人も立ち寄ってバウムを食べていってくださいという話になりますと、
 1) 借りる場所が喫茶や飲食業の許可を得ている
 2) イベント主催者、またはお願いして同席してもらう人が、食品衛生責任者以上の資格(製菓衛生師、調理師など)を持っている
 このふたつが必須です。

 そして、よほど一般的な市販品バウムを使ったアレンジでもないかぎり、やはり道義的な問題として、バウム製造元のお菓子屋さんに事前に挨拶をして了解を得ておく必要は、出てくるかと思います。
 アレンジやデコレーションだけでなく、当日あまったバウムの販売であっても、事情は同じです。お菓子屋さんとの事前の了解がないのであれば、あまったものに値段を設定して不特定多数に販売するのは、お店がもっとも困惑する「転売」となり、のちのち問題になることもあるでしょう。

 借りる場所について、補足です。
 飲食業などの適切な許可を保健所から受けていない、あるいは普段から飲食業の施設ではない場所を借りる(例: 地元の集会所を借りてイベントしたい)のであれば、企画する段階から保健所に相談し、適切な指示を受けねばなりません。

イベント開催、まとめ

 小規模開催で、あらかじめわかっているメンバーが参加の場合は、場所を貸してくれる側との約束の範囲で、バウムのイベントが開けます。資格や許可は不要です。

 当日に不特定多数の人も参加可能としている場合(とくにバウムのアレンジなど、購入した商品を加工して提供する)は、その開催場所が飲食の営業許可を持っているかどうか、主催者または参加者に食品衛生責任者またはそれ以上の資格があるかどうかなど、開催前にじゅうぶんな注意が必要。


なかなか遠出も難しくなったご時世ですが、落ちついてきたら、普段は電話やメールなどでお世話になっている洋菓子店さんの訪問をしたいと思っています。交通費などに使わせてください。