ぼくが書店員なら選ぶのは──2024年本屋大賞ノミネート作品10作を読んでみた
箸にも棒にもかからない作品なんてひとつもなかった。ここまで来ると好みの問題だ。ラーメンなのかカレーなのかあるいはパスタなのか。どれも人気はあるけれども、人それぞれ好みは異なる。それと同じだ。
2024年本屋大賞にノミネートされた10作をすべて読んだ。読んだ順番は「成瀬は天下を取りにいく」「君が手にするはずだった黄金について」「リカバリー・カバヒコ」「放課後ミステリクラブ」「星を編む」「スピノザの診察室」「存在のすべてを」「水車小屋のネネ」「黄色い家」「レーエンデ国物語」