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【IT学習】Linuxで始めるJava開発(第6回:LinuxにEclipseをインストールする)

こんにちは、こばじゅんです。
今回は実際にJavaの開発を行うためのアプリケーション「Eclipse」をインストールしていきたいと思います。
この作業は「Alma Linux」で行っていますが、「Linux Mint」でも同じです。

そもそもEclipseってなに?

Eclipseとは様々なプログラミング言語の開発を行うことができるツールです。
JavaやJavaScriptはもちろん、PHPやC++の開発などを行うことができます。
詳細についてはWikipediaに譲ります(汗)

Eclipseをダウンロード

下記のサイトからEclipseをダウンロードしてきます。
先にも記載した通りEclipseでは様々なプログラミング言語が用途に合わせたパッケージが用意されています。

今回はその中から「Eclipse IDE for Enterprise Java and Web Developers」を選んでインストールしていきます。
ダウンロードするのはx86_64版です。

とりあえず自分のダウンロードディレクトリの直下に保存しておきます。

ダウンロード先のパスは「/home/xxx/ダウンロード」です。
※「xxx」は自分のユーザーID

ダウンロードしたファイルを解凍

ダウンロードしてきたEclipseのファイルを任意の方法で解凍します。
今回はターミナル(端末上)で解凍しますが、GUI上で上記のアイコンを右クリック>解凍でも大丈夫です。

cd /home/xxx/ダウンロード                    # ダウンロードディレクトに移動
tar -zxf ./eclipse-inst-jre-linux64.tar.gz # 解凍コマンド
ll -a                                      # ディレクトリ内のリスト表示
「eclipse」というディレクトリが生成されていることを確認します。

解凍したEclipseを移動する

Linuxではパッケージ管理機能で管理されていないアプリケーションは「/usr/local/bin」か「opt」に配置するのが望ましいとされています。

そのため解凍してできたeclipseを「/usr/local/bin」直下に移動させて利用したいと思います。
ここからはターミナル(端末)でしか操作できない部分になってきます。

# 操作者を管理者(root権限)ユーザーに変更
sudo su 
# eclipseディレクトリを名前変更して/usr/local/binへ移動
mv ./eclipse /usr/local/bin/eclipse-jee-2022-12
ディレクトリ名を「eclipse-jee-2022-12」に変更しました。

Eclipseの所有者/権限を変更

現在のままだと起動できるユーザーが「xxx」ユーザーに限定されてしまいますので、Eclipseの所有者を「xxx」から「root」に変更した上で、この端末を操作する全ユーザーでおこなえるようにしたいと思います。

# /usr/local/bin/へ移動
cd /usr/local/bin/
# ディレクトリ以下の所有者をroot:rootに変更
chown -R root:root ./eclipse-jee-2022-12/
# ディレクトリ以下の読み/書き/実行権限を全ユーザーに付与
chmod -R 777 ./eclipse-jee-2022-12/
上記のような表示になっていればOKです。

Eclipseの日本語化プラグインのダウンロードと設定

生のEclipseは全て英語なので、日本語化するプラグインを入れて日本語化したいと思います。
日本語化のプラグインは下記のサイトで配布されています。

とりあえず例のごとく「ダウンロード」ディレクトリに保存します。

ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
面倒になってきたので、GUI上で解凍してしまいます。

手順については解凍した中にReadMeファイルがあり手順がありますので、その手順に従ってプラグインの配置やeclipse.iniファイルの編集などを行います。

ランチャーの設定

ランチャーからEclipseを起動できるようにしたいと思います。
これも管理者権限での操作が必要なので全てターミナル上で行います。

cd /usr/share/applications/
sudo vi eclipse-jee-2022-12.desktop
上記の内容のテキストファイルを作成します。

動作確認

まずは「アクティビティ」からランチャーを起動して、Eclipseが表示されるか確認しましょう。

ちゃんとEclipseのアイコンが表示されていますね。

では今度は起動してみましょう。

適当なディレクトリをワークスペースに指定して起動してみましょう。
問題なく起動できました。
日本語化もバッチリです!

これでインストールは完了です。
お疲れさまでした!!

まとめ

yumやapt、rpm、debパッケージを使ったインストール方法に比べて格段に今回の作業の難易度は高かったですね。
いつか誰かがEclipseのパッケージ管理システムでインストールできるようにしてくれたら嬉しいですね!

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