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そろそろ本題です。

パラレルワールドは否定出来ない(10)

原子核と電子の間には何があるのか?という疑問は、「量子論」を知る事で「へぇ!そうなんだ!」になりました。(但し、あくまで僕の理解の範疇であり、主観や誤謬が免れないものだと思います。)

「量子論」では、「量子」と呼ばれる一つ一つの「粒」が集まったり離れたりする事で物理現象が生じているという理論です。しかもその粒の集散は、「確率による」と言われています。
「ボーアの原子モデル」では、電子が原子核の周りを"回っている"描写ですが、量子論で言うと、その円周沿いに電子を構成する「量子」が沢山存在し、それが電子として成立する「確率が高い」と言う事になります。

原子核と電子の間ですが、「真空状態」と呼ばれるもので、そこは電子を構成する量子にとっては至極"居心地の悪い"場所です。

物質が化合や還元をする時、電子のやり取りをするのですが、そのやり取りは量子が砂のようにサラサラと"流れて移動"するのではなく、居心地の悪い場所を"飛び越して移動"します。これを「量子効果」と言います。

物理現象の話しだと自分でも訳がわからなくなるので、一度原子の話しから離れて自分でも話し易い例えにしたいと思います。
例えば、向こうに見えていた"山"と思われる物が自分の前に"突然"こちらに飛んできて、よく見るとそれは"一つ一つの粒が集まった山"で、しかも突然それが"消える"、またその山は、次はどこに現れるかは"神のみぞ知る"という事が「量子論」ではあり得るという事です。
少なくとも原子レベルでは、それが起こっているそうです。

量子論では、「量子」は"居心地の悪い場所"にはおらず、しかも「確率」で位置が決まるとなると、量子がいる場所は、"居心地のいい場所"なら「どこにいてもいい」という話しになります。
難しいですが「ハイゼンベルクの不確定性原理」という「事象は重なりあった状態で存在している」という説です。

その場所を「確定」するのは「観察される」ことだという事が、実験で明らかになりました。
「電子」を2重のスリットに打ち出すと、「観察」すると、"粒子"として振る舞い、しなければ、"干渉波"としての振る舞う「2重スリット実験」です。
これは電子が「量子」の集合体であり、しかも観察するしないで、振る舞い方が異なるというすごいことがわかったのです。





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