自然と日本神話を満喫したレンタカーの旅
今年九月末に台湾の女性の友人と南九州に旅行しました。熊本から阿蘇山、黒川温泉、高千穂などを巡って、鹿児島の屋久島までゆっくり過ごしました。
私たち二人とも、日本のレンタカーを使うのは初体験でした。最初から阿蘇山への風景に何回も息を飲みました。至る所はほぼ全て緑で、その中に日光を浴びた白銀すすきが風に吹かれてキラキラしていました。広いし、美しいし、心の底から解放感が感じられました。たまに馬や牛の群れを目にして、まるでニュージーランドにいるようでした。
阿蘇山、黒川温泉を巡って、高千穂に向かいました。天岩戸神話の舞台として、昔から地域を見守っている天岩戸神社を参拝しました。夜は高千穂地方に伝承されている「夜神楽(よかぐら)」を鑑賞しました。夜神楽は全て33番あります。普段、観光客は高千穂神社の神楽殿でダイジェスト版の夜神楽、計4番を楽しめます。4番の最後は「御神体」という舞です。夫婦の神様がお酒を作り、飲み、そして酔うと舞台下の観衆と遊びます。露骨なパフォーマンスはないけど、多少そんな意味も含まれているように感じました。家に戻ってちょっと調べると、確かに昔の舞にはそんな場面があるとのことです。
参考:https://takachiho88.net/history/takachiho8.html
最後に、今回の旅のクライマックス、屋久島に行きました。屋久島は世界自然遺産に登録され、有名なアニメ映画「もののけ姫」の舞台のモデルになっているところです。鹿児島から「トッピ」という船に乗って、約2時間でこの浮き世を離れた島に着きます。独自の自然風景、ご当地の山岳信仰、さらに野生動物と出会ったりして、まるで冒険のようなミステリー感を味わいました。島の住民は親切だし、料理もとても美味しいし、極上の旅行体験です。あまりに素晴らしくて、旅行している間から、もう屋久島に戻ろうねと友人と話すほどでした。
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