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鈴木未来の活躍のきっかけ3/6_家族の教え

鈴木未来がソフトダーツで勝つようになったのは、2014年5月から・・・
それまでは、よくてベスト4や8、ロビン落ちもすることも多かった。
でも今は年間ランキング1位を4年連続5回目・世界一を2年連続とる選手にまでなったのは何故なんだろう?って
ずっと不思議に思いながら生活をしていました。

一番近くで見てきて何がきっかけで強くなり勝ち続けられるようになったのか!を本人の承諾なしに私の主観全開で書いていきます。本人の思い・考えとは全く違う可能性が非常に高いので戯言程度に読んでもらえれば・・・

いろんな要素はもちろんあるけど、「偏り」「期待」「家族」「人柄」「運」「自己肯定感」が大きいかなって勝手に思っています。もちろん本人の努力が一番ですけど、プロの世界で活躍をしたいって思っているなら技術を磨くことは当たり前ということで・・・それ以外の要素って観点でかなり考えていました。

鈴木未来の活躍のきっかけも中盤戦!!
今回は家族について。
鈴木未来を語る上で欠かせない人の1人がちょっと変わった姑。

同居のきっかけはお金と子供

プロのダーツの世界で活躍をしたい!だけど年間遠征費に練習費用に身体のメンテナンスなどなど、どんなに節約しても100万円以上は絶対にかかる。多くの試合に出ようものなら200万近くはかかってしまう。
さらに産まれたばかりの子供も面倒を見ながらダーツの練習………はやっぱり集中できない。と考えた時に、思いついたのが姑との同居!家賃、食費を抑えることができるし、子供の面倒と私(旦那)の面倒を任せることもできる。保育園でパートをしてたから子供面倒はお手のもの!さらに好き嫌いの多い偏食な旦那の料理も気にしなくてすむ!ということで同居スタートしました。

風変わりな姑

この姑の凄いところは『嫁と思うと腹立つから娘だと思ってる。お母さんではなく、名前で呼んで』といい、そして『私はやりたいことができなかったから、やりたいことがある人を応援したい』と本気で思ってるところ。
ありがたいことに世間でいう嫁姑問題も大きなものもなく(気づいていないだけ?)平和に過ごしてる。むしろ私が悪者になることが多い。よく『息子の育て方を失敗してごめん』という話になるし。
大会が近場である時は絶対に応援に行くといい時間を作っている。ただ大会に応援に行きたがるわりにドキドキして見れないと言って試合を見ない。

勝って必ず呼びます。

そんな生活をしながらソフトのプロツアーで優勝することなく5年間が過ぎ、私の転職を機に夫婦と子供の3人で香川県に移住。
孫が生まれた時から面倒見ていた姑が『孫と会えなくなるのは寂しいね〜。息子もずっと一緒に暮らしてたら、久々に1人での生活だ』と寂しそうに……
ミックさんは『絶対に勝って忙しくするので、そうなったら、呼びます!!また一緒に暮らしましょう。いつでも呼べるように部屋も1つ確保してますから』と。
香川に移住したのが2014年4月の終わり、移住後の初JAPANが5月頭に開催されたStage4愛知。なんとそこで初優勝!
旅費を浮かすために、香川からバスで当日入り当日帰りの日程でした。インタビューを終わってバス停までダッシュ!
姑の喜びようといったら(笑)何言ってるのか分からないくらい興奮してました(笑)
そしてそこから3連勝をしちゃったんです。
『これからもっともっと忙しくなるので香川に来てください』といい、夏には、また同居生活が始まりました。
そのあとも7連勝を含む年間11勝し年間チャンピオンに。
スティールや海外に挑戦しようとすればするほど、家にいる時間がなくなる。けれども家を心配することがない。帰ってきたら暖かく迎えてくれる人がいる。だからもっと挑戦ができる。っていい関係だなぁと。あらためて感じています。面白いエピソードやほのぼのするエピソードがたくさんあるのですが、それはまたの機会に。

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