中尊寺展内覧会に行ってきた

昨日は、東博の『中尊寺金色堂』展の内覧会へ。
奥州に花開いた黄金文化の象徴とも言うべき、平泉の中尊寺金色堂に焦点をあてた展覧会。

割とコンパクトにまとまった展覧会だったが、金色堂内に安置されている仏像15体をはじめとする、宝物の数々や金色堂の模型が展示されているのに加え、大型ディスプレイに、8KCG で原寸大に再現された金色堂とその内部が何よりの見どころと言えるだろう。
特に会場に入って最初に、暗い中に燦然と輝く金色堂のCGと対面する、というインパクトある出だしに心奪われる。

それは、まさに暗闇の中に現出した「極楽浄土」そのもの。
金色堂を建てた奥州藤原氏の初代・清衡の生涯を思い起こすと、この「金色堂」に籠められた「平和」への願いに、強い共感が呼び起こされる。
これから、展覧会について記事を書く予定だが、彼の生涯についても、ちゃんと書いておきたい。
「平和」への祈りは、今も昔も変わらない。
今のような状況だからこそ、見ておくべきだろう。