あこがれ
20050515
わたしがあこがれていた人
16歳のときその人を知った
電話で会話した
手紙を書いた
私にも会いたいと
言ってくれた
22歳になるとき
やっと会いに行った
やっと会えた
父親を慕うように、
ずっとこの人の元にいたいと思った
彼は風のような、
大地のような人だった
やっと会えたと思ったら、2週間後に彼は亡くなった
大阪に雪が降った
つめたい風がうずをまいて
顔にふきつけたり
背中をおしたりした
彼の大きさを、偉大さを
身にしみて 感じずにはいられなかった
写真は彼の残した作品のひとつです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?