【4歳長女】 シンデレラ

2週間に1回娘たちと図書館に通っている。

日曜日、貸出期限いっぱいまで借りた3冊を抱えて図書館に向かう。通う最大の目的は多くの蔵書から自分で選びだし、読むという体験をしてほしいと思っているからである。

これだけ絵本があれば毎回違う絵本を借りても楽しめるだろう…絵本コーナーを見て通い始めたときはそう思っていた。しかし、予想に反し娘は同じ本を何回も借りるのである。選ぶものは何冊かあるが、その中でぶっちぎり1位はシンデレラ。

そのシンデレラは金髪の縦ロール、ピンクでちょうちん袖の裾が広がったドレスにキラキラの大きい目。私が小さい頃も絵本に出てきたようなクラシックなシンデレラである。

私は思った。
何でシンデレラ？？うちにもディズニー版だがシンデレラの絵本はあるし、最近発達にいいと話題のあの絵本だって、本屋で平積みのあの絵本だって図書館にはあるのに。

そこで私は自分の幼少期を思い出す。朧げながら記憶に残っている本の殆どは幼稚園の図書室で何十回も読んだ絵本だった。同じ本を買ってもらったこともあったとがそうすると読まなくなったりして。そこに通って読める本、みたいものが良かったんだなあ。

長女にとってこれもそういう最初の本になるのだろうか。そう思いながらまたシンデレラを受付に持っていく。