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10分日記#4 読み聞かせとトランポリンの猫

やはり無理だ…寝落ちしてしまった…
夜日記を書くのは諦めようか…どうしても子どもの寝かしつけと同時に寝る私には夜に10分スマホに集中する時間がとれない。

ということで今回も一日遅れて昨日のことについて記していく。

我が家では早くお布団に入れたら絵本を読む、ということになっている。昨晩も絵本を読んでもらいたくて、張り切ってTODOをこなした娘。先週末に図書館で借りてきた『かいけつゾロリ』を読むんだと意気込んでいた。

うわ~~懐かしい!そろそろ本好きな娘なら一緒に挿絵を見ながら読めるかもしれない、と図書館で借りたのは私だ。娘と一緒に懐かしの本を読みたかった。

しかし、読み始めてみると、これまで読み聞かせてきた絵本とは異なり、文章と絵の中の吹き出しがあっちゃこっちゃ…漫画のようなコマ割りの箇所もあり、「あれ?絵の吹き出しを先に読んだ方がよかったか!?」といった具合に、ほぼ初見の本ということもあってどこから読めば良いのか順序がわからなくなった。

子どもの頃は、このゆるさが好きだった。活字だけだとどうも堅苦しい感じがして、読むのが嫌になってしまった。とても読書好きの子どもとは言えなかっただろう。

しかしどうだろう、、大人になってこの賑やかな感じ、、、恐れず言い換えるとごちゃっととっちらかった感じ(失礼)の本はとても読むのに苦労した。

そんなこんなで、一晩で1冊読んであげられると思っていたのに、40分読み続けてもまだ半分ちょっとしか読み終えてない。さすがに睡眠の方が大事なので、娘に「思ったより長くてもう寝る時間だから、続きは明日にしよう」と伝えた。

それを聞いた娘は足で布団を蹴り上げて「お母さんの嘘つき!」と泣き喚いた。こんなに泣くのはいつぶりだろう、というくらい泣いた。
きっと、眠かったのと最後まで読みたかった気持ちと、1冊読むと思っていた手前お母さんに裏切られた気持ちで悔しかったんだろう。(1冊読みますと約束したつもりはなかったのだけれど)

さんざん泣いて、「お母さんなんて嫌だ」とお父さんの隣にいき、お父さんに慰められている間に気に食わない声かけをされ、「ふたりとも嫌だ!」と寝室に置いてあるトランポリンの上で丸くなった。

いつもだったら「仕方ないじゃない」と一蹴してしまう私だけれど、なぜかトランポリンの上で丸くなる娘の姿が少しかわいそうで、そして猫のようなフォルムでシュールな画にうつり(ごめん)、何より私も最後まで読みたかったから気持ちわかるよ、と昨日は娘に寄り添うことができた。

ひとり拗ね始めるとプライドの高さからかこちらにすり寄って来れない娘も、昨日は私が受け入れ態勢をとれていたからかすんなり布団に戻ってきて小声で「お母さんだいすき」「…最後まで読みたかった」とつぶやいた。

うん、そうだね、明日は最後まで読もう。
お母さんもだいすき。
そう声をかけて眠りについた。

なんてことない日常だけど、きっと子育てが終わったころに見返したらほっこり暖かな気持ちになるんじゃないかな。
日常に流されていくような小さな暖かい点を拾って生活してみよう。

おっと今日は10分を超えてしまった!
それでは今日も良い一日を


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