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英語エッセイの上達のために知っておきたいこと①

英語でエッセイを書くのってなかなか難しいですよね。
いろいろな場面で、いろいろなレベルにおいて、英語のエッセイライティングについて相談されることがあります。

日本人が英語を「読めるようにする道のり(文法理解と語彙修得含め)」「書けるようにする道のり」「話せるようになる道のり」を、年齢とレベルも考慮して整えたロードマップや教材がひとつどーん!と世に出ていたらいいのに・・・!!と切に思います。

インターネットを検索すれば、素晴らしい教材やわかりやすい授業動画など、たくさんたくさんありますよね。
そんな人々の素晴らしい叡智と経験を、一気にまとめて!これぞという講座やテキストを作って無料で誰でもアクセスできるようにしたらいいのに!

そうして作ったものを、地方も都心も関係なく公立学校で提供してほしいです。本当に。

私は、基本的な教育は、ビジネスではなくみんなが同等に享受すべきものとして公であるべきだと思うので、いろんな会社やサービスや塾や個人が込み入って英語ビジネスを乱立している現在には疑問を感じます。
英語は、現代の世の中では、すでに国語や算数と同じくらい、誰もが等しく一定の知識や能力を持っていないと困るものなので、そして今後の国力にも直結するので!確実にいいものをつくって、すべての人に行き渡るようにすべきではないか、、、そんなふうに考えています。(これがなかなか理解されていないので、日本は世界からおいて行かれているのです)

どうしたらそれが可能になるのかと、日本の教育大学院のカリキュラム開発コースや教育指導要領を見たりもしますが、結局権威ある上のおじさま方が英語教育を昔の教科のまま捉えている限り、難しいのでしょう。
その辺りの方々は最近のコミュニカティブなオーラル重視の英語教育を批判することが多いですが、きちんと文法も学び読解もできる上で、コミュニケーションも取り入れればいいだけなのに、、、どちらかしかできないと思うのが不思議です。。
さらに、カリキュラムはオーラル重視にしても高校・大学入試は変えてくれないので、現場の先生たちが現在の教科書ベースでオーラルを教えるべきか、入試対策で読解を教えるべきか、困ってしまっていたり、、本当に日本の英語学習は迷走していますよね。。。。

そんな中、すでに英語を習得した多くの人々が、自分の思いのままサービスを作ったりYoutubeで提供したりするので、とても有用だし助かるのだけれど、英語を学びたい人は溢れる情報に混乱してしまうこともあるでしょう。
それに、心ある人も多いけれど、いい英語教育サービスだなと思ったらものすごーーく高いお金を取っていることも多いし!それじゃあ一握りの子しか享受できないし、そもそも英語を身につけるってそんなお金積んでするほど大そうなこと!?と疑問符だらけになってしまいます。


それで本題ですが、ライティングのお話。
きちんと順を追って教えてもらえる場を作りたいものですね。

学べば書けるんです、みんな。知らないだけ。
それなのに、知る機会を得ること、難しいんです。普通に学校で教えてくれないから。
だからこうして私は細々と、無料で、少しでも役立つかもしれないと思うことをシェアしています。発信力のある人がしてくれたらもっといいし、公立の学校で伝えてくれたらもっといい(しつこい笑)。私が届けたい相手は特に自分では情報にアクセスするチャンスの少ない家庭のこどもたちです。


余計な独り語りをしてしまって長くなってしまったので、今回はライティングで知っておいた方がいいこと①として「型」について書きます。


英語ライティングで知っておくといいこと


(1) 英語エッセイの基本の型

●5パラグラフエッセイ (ライティングはハンバーガー!)

ハンバーガーは、上と下が原則同じパンですよね、中に、好みによって2〜4くらいの具が挟んであるわけです。

このハンバーガーになぞらえてエッセイをオーガナイズするのが基本です。

まずはパン = 自分のメインの意見
次に挟む具 = 具体例や説明を2、3。
(中身は多すぎるとぐちゃぐちゃになりがちだし一個じゃ寂しいのもハンバーガーとまさに同じ!)
最後にまたパン = 意見を再度繰り返して締める


こんなふうに見ることもできますね ↓

低年齢の段階では、理由を2つか3つ、いちセンテンスで書けばOKです。学年が上がってくると、中身については理由を言った上で、その根拠となる内容や例をサポートセンテンスとして加えるようになります。

英語でエッセイを書くことになったら、まずはこの英語エッセイの基本の型を教えてもらうべきです!

この型に沿って書けば一気にそれっぽい英語のエッセイ(実はスピーチも一緒!)になります。
さらに、書きだしの言葉、つなぎの言葉、そんなことも基本の型は決まっているのです。


●各パラグラフの書き出し


ハンバーガーの上のパン、具材、下のパン、を、それぞれ
Introduction、Body、Conclusion と呼びます。
書き出し、中身、締め、ということですね。

それぞれの書き出しも、レベルに応じてある程度定型があります。
いくつか例をあげてみます。

〜低学年のエッセイ・パーソナルエッセイ〜
[Introduction].     I like  トピックに対しての結論
[Body].    First,  理由1
                 Second,  理由2
[Conclusion].  So,  結論繰り返し

(例)
I like winter.
First, I can ski in the snowy mountains.
Second, Christmas is in December.
So, I like winter the best!


〜低学年のエッセイ・論じるエッセイ〜

[Introduction].     I think   トピックに対しての結論
[Body].  Firstly, or One reason is,    理由1
               Secondly, or Also,  理由2
[Conclusion].  For these reasons, I believe that  +トピックと結論

(例)
I think Japanese people should learn English.
One reason is, most people in the world speak English so we can communicate with them if we use English.
Also, the information on the internet is mostly written in English. We can access more sources in English.
For these reasons, I believe that Japanese people should learn English.

 

さらに上のレベルになってくると、Introducitonの中にSwitchrooという反転のテクニックを入れたり、
[Introduction].   Some people say ……, but I believe… 

さらに上級になると(?)Hook→ Background→ Thesis Statementという順に、エピソードや意外性のある質問など、フックとして興味を惹きつける一言から書き出すこともできます。


まずは基本のエッセイの型として、ここまで。
次回エッセイのテクニックについて続きを書きたいと思います。

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