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コーディング(ほぼ)初心者の主婦がwebクリエイター能力認定試験・エキスパートに挑戦してみた

はじめに

 こんにちは。タイトルの通り、コーディングほぼ初心者の専業主婦が、二児を育てつつスキマ時間を利用してHTMLとCSSを勉強し、サーティファイが主催する試験「webクリエイター能力認定試験・エキスパート」に挑戦してみました。

 結論から言うと、2021年5月に受験して、6月に合格通知を受け取りました。2021年2月下旬から勉強を始めてダレた期間が約1ヵ月ほどあったので、実質2ヶ月くらいはみっちり勉強したかと思います。この試験に興味はあるけど、どんなもんなの?という方のお役に立てればと思い、記録します。

 仕事でweb制作に関わったことがあるわけでもない人間なので、受けようとしている人が一番気になるであろう、「試験に合格したら就職に有利なのか」とか、「現場で役に立つのか」とか、そういったことはわかりませんので、予めご了承ください。

前提条件

 記事タイトルに「ほぼ」初心者と書いたのは、以下の経験があったためです。

・大学にてC言語を履修し、HTMLで簡単なwebサイトを作ったことがあった
・バイトでHTMLでできた簡易なサイトの更新をしたり、マルチメディアコンテンツのコーディングを見る機会があった

 なので、HTMLの基本の基本くらいは分かっており、CSSは全く分からず、なんかデザインを統一して効率よくカッコ良くできる言語くらいの認識でした。

試験概要/出題範囲

 webクリエイター能力認定試験には以下の二つの級があり、出題形式と範囲、試験時間が異なります。

スタンダード…実技問題のみ
エキスパート…知識問題、実技問題

 詳細はサーティファイの公式サイトを参照してください。

 もっとも、初心者の私は出題範囲を読んでもピンとこなかったので、サーティファイが無料で配布しているサンプル問題をスタンダード、エキスパートともにダウンロードして内容を見ました。

 実技問題の出題内容は2つともそんなに変わらない印象でした。ただ、Webページの構造上、ひとつミスをすると他の問題に響きそうなのと、試験時間が短いので素早いコーディングが必要そうでした。
エキスパートの知識問題は4択のため、何となくで解けそうなものと、しっかり勉強していないと分からなそうな問題がありました。

 合格得点率は65%以上なので知識問題でコケてもスタンダードと大差ないかと思い、思い切ってエキスパートを受験することにしました。

試験会場

 勉強を始める前に、サーティファイの公式サイトで試験会場について調べてください。全国のパソコンスクールなどが試験会場なのですが、会場がそもそも少なく、試験日も会場ごとに異なります。

 他にも注意しなければいけない事が幾つかあって、

・会場になっているパソコンスクールの生徒でないと受験できない
・試験日が設定されていても、結構先の日程まで予約がいっぱい
・コロナの影響で試験を取りやめている
・コーディングに使用できるソフトウェアが限定されている(Dreamweaverなど)

 など、会場によって条件が結構異なるので、受験したい会場へ事前に問い合わせて確認することをお勧めします。
私は下調べ不足で、予約の際ソフトウェアの件でわちゃわちゃしてしまいましたが、会場の先生のご好意で色々と教えて頂き、事なきを得ました…

勉強方法

 以下の順に勉強しました。

①  ProgateでHTMLとCSSコースの全てを受講
②  1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座(‎Mana著/SBクリエイティブ)を読みながら写しコーディングして勉強
③  サーティファイ公式のテキスト、問題集を勉強、特に問題集を時間を計りながら3度ほど通しで訓練

 試験だけを意識するなら③だけでも大丈夫だったかなと思いますが、初心者なら①は是非やってみてください。毎日朝起きて2時間、2ヶ月くらい続けて①〜③を完了できました。詳細は以降へ記します。

①Progate

 Progate の教材はとても分かりやすく取り掛かり易いので、スムーズなスタートダッシュが切れます。
HTMLとCSSのコースを全て網羅するには有料会員(プラスプラン)になる必要があります。月1,078円て全プラン受講し放題。たくさんの言語コースがありますが、HTMLとCSSのコースをコンプリートしたらサクッと退会すれば、そんなに気にならないコストだと思います。(他の言語を勉強したくなったらまた私も入会します)

②1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座

 Progateをやりながら、手元にわかりやすい参考書が欲しくなったので、各所でお勧めされていたこちらを買いました。

 内容は初心者にも分かりやすく丁寧で、この本を通して読んで、実際に写してコーディングしてみて技術が身についた感じがしました。Flexboxについてはこの本でしか学習出来なかったので、①〜③の中では一番、流行りのWeb制作について学べたと思います。

③サーティファイ公式のテキスト、問題集

※ 問題集のほうはAmazonで中古しか販売していなかったので、ウイネットで購入しました。

 問題集の内容は過去問集です。どんな試験でも過去問を解くのが対策の近道。問題集を時間を計って3回くらい通しでやりました。最初はとてもじゃないけれど試験時間内に終わりませんでしたが、だんだんと余裕を持って時間内に終わるようになりました。

 どの過去問も、実技問題の出題内容はほとんど変わらない感じでした。わからなかった箇所は解答やテキストに戻って理解を深めました。
知識問題は範囲が広すぎて網羅できそうになかったので、テキストを一読しても覚えきれない・わからないところは潔く捨てることにしました。

試験を受けてみた感想

 当日まで試験の傾向が変わらないか不安でしたが、結果として問題集の傾向とほぼ同じ問題が出たので安心して取り組めました。

 やっぱり一番重要なのは時間配分かと思います。それから、重ねてですが本番で動揺しないように、PCのOSやコーディングに使用できるソフトウェアはちゃんと確認して、その環境に慣れておいたほうがいいです。

合格すると貰えるもの

 分野別の得点率が書かれた試験結果と、認定証、それから認定シール?が沢山貰えます。総得点率は96%でした。
シールは履歴書や名刺なんかに貼るといいのかな?用途はよくわからないけど、ご褒美シールみたいで嬉しい(幼児)。

おわりに

 勉強中やる気の波が上下しまくった私でも合格できたので、エイッと行動してみればなんとかなると思います。合格すれば自信に繋がりますし、その後も果てなく続くWebの勉強のひとつのステップになります。

 勉強内容以外は当たり前のことしか書いてないような気がしますが、この記事が独学で奮起される方のお力になれると嬉しいです!

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