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モデルの経験で得たこと

私は一時期、事務所所属のモデルとして活動をしていました。

きっかけは自分でモデルオーディションに応募したことです。


モデルという世界への興味

地元でわりと大きなファッションショーがあり、チケットが手に入ったので観に行きました。

大学1年生の時です。

軽い気持ちで行こうかな、と言う程度だったので少しみて帰るつもりでした。

しかし、数メートル先に可愛くて、綺麗で、笑顔で、キラキラしているモデルさんたちが可愛い服を着て歩いているのを観て、一瞬で心を奪われました

ショーをみて、「モデルになりたい!」.....と思ったというより、

プロにヘアメイクをしてもらって、可愛い服をきて、その、”めちゃくちゃ女の子を楽しんでいる感じ”がとっても羨ましいなという憧れの世界になりました。

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今までの自分

それまでの自分はというと

ファッションやメイクに興味はあっても、特別センスがあるわけでもない。

自分に似合うものが何かわからない。

メイクも見様見真似でこんなんでいいのかな?という感じ。

高校も大学もあまり周りに服やメイクの趣味が合う子がおらず、もっと女の子を楽しみたいと思っていたけれども、何をするわけでもなく。

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大きく運命を変える、大学4年生の春

大学3年生も終わりが近づく頃。

クラスメイトは残りの学生生活を楽しもうと、

部活に熱中する子や、
バイトと飲みの予定でカレンダーがいっぱいの子。

自分は働く前の貴重な今の時間を、何に使うべきか考えました。

その時頭に浮かんだのは、モデルのあのキラキラした世界を知りたいということです。

私は昔も今も、何事も後悔しないようにすることを心がけています。

「学生のときに〇〇しとけばよかった・・・。」と思いたくありませんでした。

なので思い切って、毎年春に行われる、
あのファッションショーの新人モデルオーディションに応募しました。


自分と向き合う時間

書類審査、2次審査は自分の思いをぶつけてなんとか通過し、
ファイナリストに残りました。

ファイナリストに残ってからはウォーキングレッスン、メイクレッスンなどを経て
最終審査。

準グランプリに選ばれました。


ほかのファイナリストは、謙遜ではなく事実私より若くて、綺麗で、可愛くて、センスのある子ばかりでした。

後々聞いた話によると、私のファイナリストになってからの取り組む姿勢が評価されたとのことでした。



身長はまあまあ高くて自分の好きなところでしたが、
自分の顔はあまり好きになれず、
自分の魅せ方と言うのが全然わかりませんでした。

なのでレッスンで教えてもらったことはたくさん吸収するように努力しました。
そもそも教えてもらえる環境にいること自体が奇跡のようなものなので、
無駄にしたくないという気持ちも強かったです。


また、ファイナリストになって最初に指摘されたのが、「肌の汚さ」です。

「治療してる?」
「一応・・・」

「食事は?」
「甘いものを少し控えてます・・・」

「それ以外は?」
「とくに・・・・・・」

話しているうちに自分がいかに中途半端かと、恥ずかしくなってしまいました。

最終審査までの一ヶ月、本気で食事改善しました。

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もしかしたら、こういった姿勢がよかったのかなと・・・。
何を期待してくれたのかはわかりませんが、私は運が良かったなと思います。

ランウェイを歩けたのは今でも夢のようで、
とても素敵な体験でした。


でもそれ以上に、今まではひとりで雑誌やネットで情報を集めていたところから

モデルの子たちやメイクさんとコスメについて情報交換をしたり、
自分に似合うものを考える楽しさを知ったり、
自分の個性を活かせる場を見つけたりしたことは

わたしにとってはかなり刺激的で、有意義な時間でした。

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そして、一番は、オーディションをきっかけとして肌が改善したと言うことで、たくさんの体験を得られたことです。

・今までファンデーションはカバー力重視。隠す必要がなくなったので、ナチュラルで綺麗に見えるようなベースメイクを楽しめるようになった。
・髪で顔を隠さなくてもよくなった。
・悩みが解消することで、気持ちがかなり前向きに。

このことは私にとって大きな出来事でした。


その後もモデルのお仕事はちょっとだけやらせていただいていたのですが、

”自分を表現する仕事”よりも、自分が得た経験や知識を、誰かの「もっとこうなりたい」と言う気持ちを助けてあげることに使いたいと思うようになりました。

なにより自分の知識が増えることは、ワクワクするので大好きです。
原因を追求したり、わからないことはとことん調べるタイプです。

そんな自分の性格を、"綺麗になることをサポート"するのに活かしたいなと思いました。

肌の実体験を通して、自分が自信を持てたように
今度はだれかの自信につなげたい

それが今の私の根源です。


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