虚血性大腸炎、退院後のホメオパシー(1)

病院的には8日、実質7日程度の入院を終えて帰宅。病院を一歩出ると早春の香りを濃密に感じた。まだ寒いけど空気の中に春の成分がある。空の色がクリーミーな水色で、桃のような梅のような匂いが混じっている。タクシーの中から青い空がきれいに見えて、家に近くと懐かしさと新鮮さを同時に強烈に感じた。


帰宅して荷物を一通り片付けると、猛烈に模様替えがしたくなった。これまで気にならなかったところが気になり、「なぜこれを思いつかなかったのだろう」という工夫がさらさらと出てくる。もともとそんなに片付けていないわけではないけど、使いにくかったところや機能していないところがよくわかり、そわそわした。


とはいえ病み上がりである。最低限の身の回りのことだけして、あとはまだ休んでいる方がいい。体力が戻っていませんからねと病院でもなんども言われていた。食事もまだしばらく慎重に取らねばならないということで、昼は静かに冷凍してあったうどんなどを食べた。


ぼんやりする。なんとも新鮮な気持ちで、のんびりしている。時々ふと、具合が悪くなったときのこと、病院でのことが心に戻ってきて、急に怖くなったり、涙が出たりした。すごくびっくりするようなことだったのに、私の脳みそは冷静に働いて、適切な判断をしてくれた。心のショックを一時オフにしてくれていて、その蓋がようやく開いているのかもしれない。この半年ぐらいのいろんなことも思い出し、それでまたちょっと涙が出たりしたが、それでもとても穏やかな午後だった。近所に買い物に行き、長らく食べていなかった甘いものを食べ、紅茶を飲み、簡単で消化のよさそうな夕食を作って食べ、早く寝た。退院したらホメオパスにメールすることになっているが、なんとなくのんびりを優先してその日1日過ごした。


翌朝ホメオパスから連絡が入っていた。しばらく連絡がないので、無事に退院しているのか心配してのメールだった。ホメオパスがそんな風に連絡を寄越すことはないのでちょっと驚いたが、よく考えたらまる一週間連絡していなかったわけで、ともかく午後に電話で話した。気持ちの動きや体の調子を一通り報告し、とりあえずお腹の調子をまず戻して、それからもともとの治療に戻りましょうということになった。


電話を切ってしばらくしてからメールがあり、Aconite 10Mをすぐ飲むようにとのことだった。あとのレメディは送られてくることになった。確かAconiteは急なショックのときなどに取るレメディ。もしかしたら虚血性大腸炎になってすぐに飲んでもよかったのかもしれないな、などと思った。一回レメディを取ってから寝た。


翌々日、Ars.  C200とCarb-v. C200が送られてきた。各1日一回を一週間。ちなみに私はこのC200より希釈度の低いレメディをまだ取ったことがない。


現在5日目。便秘といつもより早い花粉症、肩こりと首の痛みが強い。肩と首は入院中の読書に加えて、筋肉が弱っていることもあるかもしれないと自己分析している。気持ちがふと戻ってくることはなくなった。夜は早めに寝ている。食事は生物やアルコールはまだ、油物も避け、米とパンは比較的白いもの、食物繊維は取りすぎないようにしている。甘いものを減らした。テレビは帰宅後一度もつけていないので、おそらくもう3週間近くなるだろうか。ラジオで生活していて静かだ。模様替えは着々と進行中。


続く。



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