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歪みを支える労働者     vsトリノ戦マッチレビュー

スクデットを決める7月鬼の連戦の最初の相手は、同じ街のライバルトリノとのダービーマッチ。

ユベントスはレッチェとジェノア相手に順当に勝ち、ラツィオとインテルが落としてくれた為、勝ち切って勝ち点差を7にしたい。

対するトリノはここ2戦連敗し残留争いに巻き込まれているので、宿敵相手に勝利して残留争いから抜け出したい一戦。

お互いの布陣

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ユベントス 「攻撃」4-3-3 「守備」4-4-2  トリノ 「攻撃」3-4-2-1 「守備」5-2-2-1

ユベントスは左SB以外は固まってきた印象。特にラビオはここ最近好印象のプレー、ベルナルデスキはアタッカーとして攻撃面での数字が求められる。

トリノはメイテ、アイナなど素材は楽しみな選手たち、ナポリから獲得したヴェルディとエースベロッティが爆発するか。

陣形の組み合わせ

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ユベントスの4-3-3に対してトリノは3-4-2-1。

注目する点はユーヴェのアンカー脇のスペースとトリノのWBの位置。

ピアニッチの脇のスペースは2シャドーで突きたいトリノ、ユベントスはトリノのWBに高い位置を取らせたくない。

お互いサイドのスペースを上手く使えるかが重要な試合。

歪みを支えるベルナルデスと両IH

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トリノのビルドアップは、ピッチをワイドに使い、WBが経由、運んで前進する形。

3CBからパスを受けたWBが一度中央の選手に渡してリターンを貰う。この時相手のSBがWBに食いついたら、SB裏のスペースに2シャドーが流れる。

2ボランチの一角である司令塔のルキッチを中心にビルドアップを行う。

ビルドアップが厳しい場合は、最前線のベロッティがポスト役になり、ロングボールをキープしようとする。

敵陣では大外のクロスに対して、ゴールに雪崩れ込み迫力ある攻めを行う。

ユベントスのプレッシングは、ベルナルデスキと両IHによって機能していると言っても過言ではない。

ロナウドは気分でプレス、ディバラは中央のリャンコに対してプレッシャーをかける。この時ベルナルデスキはWBのアイナのコースを消しながら、ブレメルにプレスをかける。

ベルナルデスキは敵陣では3CBにプレスをかけるが、自陣では下がってきて4-4ブロックを形成する。

左IHのラビオの役割はイッツォとデ・シルヴェストレに対してプレス、この時空いたルキッチに対してはピアニッチが飛び出して対応。

同じ左IHのマトゥイディよりプレス耐性、パスワークに優れたラビオが調子を上げてきたのは頼りになる。

今季の答え

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トリノはゴール前の5バックが並び、その前に2ボランチが立つ。2シャドーはボールサイドの選手がピアニッチをマークする。

両WBがゴール前まで下がり5バックを形成して、ボール奪取に優れたメイテがボールを刈り取りカウンターを狙いたい。

ユベントスはメンバーも攻めの形も固まってきたと思う、ロナウド、ディバラ問題はディバラの0トップ化で収まったと感じるここ数試合。

中央のディバラはバイタル前、右HSに下がって来てボールを受ける。

右サイドではベルナルデスキ、クアドラード、ベンタンクール、ディバラの4人のオーバーロード。                   

スタート時はベルナルデスキがワイドに開いて、クアドラードはインナーラップ、流れでベルナルデスキが中に入ってきた時はクアドラードがオーバーラップ。

左サイドではロナウドが中に入っていき中央でボールを受ける、ラビオが中盤から飛び出し左HS、ダニーロは大外をオーバーラップ。

3トップの中でロナウドとディバラは足元で受けたがるタイプなので、裏に抜け出す動きをするベルナルデスキは貴重な人材。

エピローグ

正直トリノにあまり怖さを感じなかった、来季もデルビーマッチをやりたいので、残留争いで生き残って欲しい。

試合はディバラの4戦連発弾、CLバイエルン戦を思い出させるクアドラードの一発、オ・ウンゴル選手の優しいフィニッシュ、ロナウドの見事なFKにはこの一言。

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次戦は再開してから右肩上がりのミラン戦なので、今回はこれくらいにしようと思います。

次回はもう少し深く書いていこうと思うので、読んで頂けたら幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


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