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明暗が分かれた前半と後半  vsベネヴェント戦レビュー

現在4時47分怒りのベネヴェント戦の記事を書いています、イライラしていて勢いで書いているのでよろしくです。

今回も前回のように(約3-4週間前)試合の流れに沿って書いていきたいと思います。

お互いの布陣

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「ユベントス」 攻撃:3-2-5  守備:4-4-2               「ベネヴェント」 攻撃:4-3-2-1 守備:4-5-1

ユベントスはボヌッチ、キエッロ、デミラルの負傷離脱によってクアドラードがHVに入る緊急事態、復帰して間もないデリフトがDFラインを統率できるか。

ロナウドがお休みなのでディバラを中心とした前線の組み合わせ。

ベネヴェントはラパドゥーラ、カプラーリ、ヘテマイ、グリク、カルディローラなどセリエサポには聞いたことがある名前の選手達、プロビンチャを渡り歩くラパドゥーラとカプラーリに警戒。

陣形の噛みあわせ

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お互い2シャドーに対してどのような対応をするのか、ユベントスはなるべく両WBが高い位置でボールを握りたい。

ベネヴェントは2シャドーがHV、2ボランチどっちを見るのか、ユーヴェの2シャドーに対してIH、SBどちらがマークに突くのか。

【前半】 スペースを支配するラムジー

試合はユベントスがボールを握りベネヴェントがカウンターを狙う展開、ユベントスは3バック+アルトゥールで組み立てる。

自陣ではアルトゥールがアンカーに入ってディバラが下がり目の位置で3-5-2のように振る舞う、ビルドアップの出口は両WB、ラムジー、ディバラに上手く渡して前進を試みる。

ここ最近アルトゥールがスタメンで使われるが、アルトゥールを最終ラインの前に置いて相方は左HSでプレー。右HSにはクルセフスキ、ディバラなどが下がって来て中盤逆三角形を作る。

主にクアドラード、キエーザの右サイドを起点に攻撃を試みる。

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ベネヴェントの守備陣形は4-3-2-1俗にいうクリスマスツリー、4バックの前に中盤三枚が並んでHSを封鎖する。

2シャドーは中央のコースを塞いでサイドに誘導するディフェンス、ユベントスのWBに対して中盤ではIHがスライドして対応する、この時空いたスペースを2シャドーが下がって来て埋める。

自陣ではSBが飛び出し空いたHSを中盤が埋めて対応する、ぺネヴェントはライン間のカバー、サイドへ誘導する守備を徹底した。

ユベントスの攻撃時の基本的な配置は3-2-5、クアドラードが状況に応じて一列上がる2-3-5を使い分ける。

中央のモラタが深さを作り両WBが幅を取る、2シャドーとラビオがライン間のスペースを上手く使って攻める。

右サイドではディバラが下がって来てIHの位置、積極的にボールを受けに下がってサイドチェンジ、自分で剥がしてチャンスを作り出す。

キエーザは大外で幅を取って果敢に縦に仕掛ける動き、HVのクアドラードが大外に開くときは内に入る。

左サイドではラムジーが自由に動きCBーSB間のスペースに飛び出す、ラムジーの動きに呼応して空いたスペースにラビオが飛び出す。

前半21分キエーザのロングパスから先制点を奪った、ラムジーのデコイランでフリーになったモラタが見事なフィニッシュでゴールにねじ込んだ。

仲良しキエーザーモラタライン、ラムジーの素晴しいダイアゴナルから奪った一点であった。

しかし前半終了間際にアルトゥールのクリアミスから左SBのレティツィアのミドルがネットに刺さった、中途半端なプレーからアンラッキーな失点で前半を同点で折り返した。

【後半】 プレーエリアが被る2人

後半も試合をユベントスが支配したが点は入らず、ベネヴェントがこのまま耐え切れそうな流れになった。

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ユベントスはベンタンクール、ベルナルデスキ、クルセフスキたちを投入して中盤の推進力、運動量を推進させる狙い。

ベネヴェントは前線のインシーニェ(弟)、マルコサウを投入して前線の活性化を試みた、ピッポは残り20分守り切るためにテロとトゥイアを入れて5-3-2に変更し試合を終わらせたい考え。

ピルロユーヴェが5レーンを上手く使い分けるサッカーを志向しているので、5レーンに5人を置いてライン間のスペースを封鎖。前線2枚を交代する代わりに一枚削ってロングカウンターに賭ける。

ユベントスはベンタンクールを入れて中盤に運動量と強度を、クルセフスキを入れてゴール前をこじ開けたい。

ここ最近のベルナルデスキは代表戦から戻って来て好調をキープしているので期待できる。

フラボッタが左HVに入る超攻撃な配置となりクアドラードが一列上がる形となった、ベンタンクールが組み立て時に中盤の底に入って役割は同じ。

左WBのベルナルデスキはサイドから局面を打開しようとした、交代で入った選手中で一番インパクトを残す活躍を見せた。

問題は調子が上がらないディバラを残してラムジーを下げたが、代わりに入ってきたのはディバラとプレーエリアが被るクルセフスキ。お互い好みのエリアが被ってしまうので渋滞状態になった。

結局ユベントスの猛攻も実らずベネヴェントがホームで守り切って貴重な勝ち点一を得る結果となった。

エピローグ

試合はユベントスに決定的なチャンスがあったのに関わらず勝ち点2を落とした、試合後に決定機を外したディバラがスケープゴートになった。

ディバラは次戦トリノデルビーでチームを救う活躍で復調、復活を果たせるか、15-16トリノデルビーでのクアドラードのようなゴールが生まれてほしいところ。

試合終了の笛を知らせる直前にモラタが暴言で2試合出場停止処分、この2試合でユベントスの10番の実力を示してほしい。

ベネヴェントの監督は憧れのスーペルピッポ、限られた戦力で5-3-2への変更や、時間を上手く使い王者相手に勝ち点を拾った。

大好きな選手だったので来年もセリエAで戦いたい。

次戦は突破は決まったがGS1位突破に向け負けられない一戦、ディナモキエフ戦でしっかり勝って最終節のバルサ相手にリベンジしたい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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